ゴルフの「ラスベガス」は、4人が2人ずつのペアに分かれて戦うゲームです。ホールごとに、ペア2人の打数を小さい順に並べて2桁の数字を作り、相手ペアとの差が点数になります。4打と5打のペアは「45」、5打と6打のペアは「56」で、差の11点が45のペアに入ります。
バーディを取ると相手の数字をひっくり返せるルールがあり、1ホールで数十点が動くこともあります。このページでは数字の作り方、ひっくり返しのルール、ペアの決め方を説明し、打数を入れるだけで点数が出る計算ツールも用意しました。
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このホールの打数
ここまでの累計
「累計に加える」を押すと、4人それぞれの点数がここに表示されます。
※片方のペアだけがバーディ以上を出したとき、相手の数字をひっくり返します。両ペアにバーディがあれば相殺します。10打以上を叩いた人がいるペアは、大きい数字を前に置きます(5打と10打なら105)。累計はページを閉じると消えます。
ラスベガスの基本ルール
ラスベガスは4人1組で行うペア戦です。1ホールごとに次の手順で点数を決めます。
- 2人ずつのペアに分かれる:ペアの決め方は後の章で紹介します。
- ホールアウト後、ペアの打数を並べる:少ないほうを十の位、多いほうを一の位にして、2桁の数字を作ります。
- 数字の小さいペアが勝ち:2つの数字の差が、そのホールの点数です。
ゴルフは打数が少ないほうが良いので、数字が小さいペアの勝ちです。十の位に入るのはペアのうち良いほうの打数なので、1人が良いスコアで上がればペアの数字は小さくなります。一方で、もう1人が大叩きすると一の位が膨らみます。2人とも崩れないことが大切なゲームです。
数字の作り方の例
| ペアの打数 | 作る数字 |
|---|---|
| 4打と5打 | 45 |
| 6打と4打 | 46 |
| 5打と5打 | 55 |
| 3打と7打 | 37 |
バーディで相手の数字をひっくり返す
ラスベガスを面白くしているのが「ひっくり返し」です。どちらかのペアがバーディ以上を出すと、相手ペアは数字の並びを逆にしなければなりません。大きいほうの打数が十の位に来るので、相手の数字が一気に膨らみます。
たとえばパー4で、Aさんが3打(バーディ)、Bさんが6打、相手のCさんが4打、Dさんが5打だったとします。
- A・Bペア:36
- C・Dペア:本来は45ですが、ひっくり返されて54
- 差は 54 − 36 = 18点。A・Bペアに18点が入ります。
ひっくり返しがなければ9点差だったところが、倍の18点差になりました。ページ上部の計算ツールには、この例の数字が最初から入っています。
両方のペアにバーディが出た場合
お互いに打ち消し合って、どちらもひっくり返さない「相殺」が一般的です。両方ともひっくり返すルールや、イーグルはバーディより強いとするルールもあるので、スタート前に確認しておきましょう。
10打以上を叩いた場合
2桁の打数が出たときは、大きい数字を前に置くのが広く使われているルールです。5打と10打のペアは「510」ではなく「105」になります。相手が45なら60点差です。10打以上はどれだけ叩いても9打として扱う、という上限ルールを採用する組もあります。初心者が入る組では、上限を決めておくと安心です。
ペアの決め方
ペアの決め方には、ラウンドを通して固定する方法と、途中で入れ替える方法があります。
| 方法 | 内容 | 向いている組 |
|---|---|---|
| 6ホールごとに総当たり | 4人の組み合わせは3通り。6ホールずつ全通りを回る | 実力差がある組。公平に近づく |
| ティーショットの左右 | ティーショットが左に飛んだ2人と右に飛んだ2人で、そのホールのペアを組む | 毎ホール変化を楽しみたい組 |
| 打順で決める | ティーショットを打つ順番の1番目と4番目、2番目と3番目で組む | 前のホールの成績を反映させたい組 |
| 固定ペア | 18ホール同じペアで戦う | 実力が近い4人、またはハンデの合計を合わせた組 |
実力差のある4人で固定ペアにする場合は、いちばん上手な人といちばんスコアの多い人を組ませるとバランスが取れます。
ティーショットの左右で決める方法は、打ってみるまで誰と組むかわからないのが面白さです。フェアウェイの中央に近い2人をどう分けるかは、ボールの位置を左から順に見て、左側2人・右側2人で分けます。
点数の記録と精算
ペアが固定なら、ホールごとの点差をペア単位で足していくだけです。ペアが入れ替わる場合は、個人ごとに記録します。勝ったペアの2人にそれぞれプラス、負けたペアの2人にそれぞれマイナスで同じ点数を付けていきます。
記録の例(固定ペアで4ホール)
| ホール | A・Bペア | C・Dペア | 結果 |
|---|---|---|---|
| 1番 パー4 | 4打・5打 → 45 | 5打・6打 → 56 | A・Bに11点 |
| 2番 パー4 | 3打・6打 → 36(バーディ) | 4打・5打 → 54(ひっくり返し) | A・Bに18点 |
| 3番 パー3 | 4打・4打 → 44 | 3打・5打 → 35 | C・Dに9点 |
| 4番 パー5 | 5打・10打 → 105 | 6打・7打 → 67 | C・Dに38点 |
4ホールを終えて、A・Bペアは 11 + 18 − 9 − 38 = −18点です。3ホール目までリードしていても、1回の大叩きで逆転されます。最後まで勝負がわからないのがラスベガスの特徴です。
スコアカードには、ホールごとに自分の点数をプラス・マイナスで書いておくと、ラウンド後の集計がすぐに終わります。
お金を賭けるのは法律違反です。金銭を賭けると、少額でも刑法の賭博罪にあたります。例外として認められているのは、その場で消費する食事や飲み物など「一時の娯楽に供する物」を賭けた場合だけです。ラスベガスは点数が大きく動くゲームなので、点数は勝ち負けを楽しむために使い、負けたペアがドリンクを用意する程度にとどめてください。
ラスベガスで勝つための考え方
大叩きをしないことが最優先
1人が4打で上がっても、パートナーが9打なら数字は49です。相手が55なら勝てますが、46には負けます。一の位を小さく保つことが、ペアへの最大の貢献になります。トラブルになったら無理に狙わず、フェアウェイに戻して1打の損で収めましょう。
パートナーの状況で攻め方を変える
パートナーが先にグリーンに乗せて安全にパーを取れそうなら、自分はピンを直接狙ってバーディを取りにいけます。逆にパートナーがOBを打ったホールでは、自分が確実にボギー以内で上がることを考えます。2人の役割を分けられるのがペア戦の面白さです。
バーディパットは必ず届かせる
バーディが1つ出れば、相手の数字がひっくり返ります。45が54になるだけで9点、38なら83になって45点の差が生まれます。バーディパットをショートするのは、ラスベガスでは最ももったいないミスです。
ほかのゲームと組み合わせる
ラスベガスはスコアだけで決まるゲームなので、パットで競うゲームと同時に進めやすい種目です。
- オリンピック:グリーン上の1パットで金・銀・銅・鉄の点数を取り合います。
- ピンポンパン:最初に乗せた人、最も近い人、最初に入れた人に1点ずつ入ります。
- ナッソー・スキンズ:個人戦でスコアを競う定番のゲームです。
実力差が大きい組では、ハンデの考え方を取り入れるのも方法です。ハンデの出し方はハンディキャップの計算方法で説明しています。
よくある質問
ラスベガスは3人でもできますか?
基本は4人のゲームです。3人の場合は、ホールごとに1人対2人に分かれ、1人のほうは自分の打数を2つ並べて数字を作る方法があります(4打なら44)。1人側が有利になりやすいので、順番に1人側を回すと公平です。
バーディのひっくり返しは、パー3でも同じですか?
同じです。パーより1打以上少なく上がればバーディなので、パー3なら2打、パー5なら4打でひっくり返しが発生します。
同じ数字になったらどうなりますか?
引き分けで、そのホールの点数は0点です。次のホールに持ち越すルールにする組もあります。
1ホールで最大何点くらい動きますか?
上限を決めていなければ、70点以上動くこともあります。たとえば34のペアに対して、相手が5打と10打なら105で71点差です。点数が大きくなりすぎないよう、10打以上は9打として数える上限ルールを決めておく組が多くあります。
