ブリヂストンゴルフの「Bシリーズ」は、ドライバーからパターまでをそろえたクラブブランドです。「B-Series (2026)」という名前のドライバーは発売されていません。2026年10月時点で公式サイトに載っているBシリーズの主力ドライバーは、2025年9月5日発売の「BXシリーズ」(BX1 ST・BX1 LS・BX2 HT)です。2026年には、カスタム専用の「B-Limited BX TOUR MAX」と「B-Limited BX★★TOUR」が追加されました。
メーカーは、BX1 STを「低スピンで強い弾道、高いコントロール性で狙って飛ばすモデル」、BX1 LSを「高初速を追求したロースピンモデル」、BX2 HTを「安定したつかまりと高弾道のキャリーで飛ばすモデル」と説明しています。この記事では、メーカー公式サイトと大手ゴルフメディアが公表している情報をもとに、ラインナップ、公表スペック、技術の内容、選ぶときのポイントをまとめます。
モデルの概要とラインナップ
BXシリーズのドライバーは、ゴルフダイジェスト社のニュース(2025年8月6日掲載)で、2025年9月5日に4機種(BX2 HT・BX1 ST・BX1 LS・B-Limited BX1★TOUR)が発売されると報じられています。2026年に入ると、公式サイトに次の2モデルが加わりました。
- B-Limited BX TOUR MAX:2026年9月18日発売(公式サイトの表記)
- B-Limited BX★★TOUR:2026年10月9日発売(公式サイトの表記)
公式サイトのドライバー一覧(2026年10月時点)に載っているBシリーズのドライバーと、メーカーが示している特徴は次のとおりです。
| モデル | メーカーが示す特徴 | ロフト | ヘッド体積 |
|---|---|---|---|
| BX1 ST | 低スピンで強い弾道、高いコントロール性で狙って飛ばす | 9.5°/10.5° | 455cc |
| BX1 LS | 高初速を追求したロースピンモデル | 9.0° | 455cc |
| BX2 HT | 安定したつかまりと高弾道のキャリーで飛ばす | 9.5°/10.5° | 460cc |
| B-Limited BX1★TOUR | 振り抜きの良さと弾道の安定性を高めたツアーモデル(カスタム専用) | 9.0° | 445cc |
| B-Limited BX TOUR MAX | 高MOIヘッドを求めるツアーの声に応え、適正なスピン量と高い許容性を追求(カスタム専用) | 9.5°/10.5° | 460cc |
| B-Limited BX★★TOUR | つかまりを抑えながら許容性を高めた、左を気にせず叩けるツアーモデル(カスタム専用) | 9.0° | 460cc |
このほか、一覧には前のシリーズの「B3MAX」「B3MAX D」(カーボンモノコック構造で、やさしさを重視したモデル)と「B2HT」(レフトハンドあり)も掲載されています。
B-Limitedシリーズについて、公式サイトは「当社実施試打会及び当社直営店での限定販売モデル」としています。一般的な量販店の店頭で買うモデルではない点に注意してください。
公表スペック
以下は、ブリヂストンゴルフ公式サイトの製品ページに掲載されている値です。重さとバランスは標準シャフト装着時の値で、クラブ長さは60度法による表記です。メーカーは、表の数値と実際の製品の値がわずかに異なる場合があるとしています。
BX1 ST
| 項目 | 公表値 |
|---|---|
| ロフト/ライ角 | 9.5°・10.5°/57° |
| ヘッド体積 | 455cc |
| 標準シャフト | VENTUS BS6Ⅱ(S)。45.5インチ、総重量312g、バランスD3.5 |
| 価格(税込) | 93,500円(VENTUS BS6Ⅱ)。特注シャフトは112,200〜121,000円 |
| ヘッド素材 | ボディ:Ti811チタン合金/フェース:6AL-4Vチタン合金/ソール・クラウン:CFRP |
BX1 LS
| 項目 | 公表値 |
|---|---|
| ロフト/ライ角 | 9.0°/57° |
| ヘッド体積 | 455cc |
| 標準シャフト | VENTUS BS6Ⅱ(S)。45.5インチ、総重量312g、バランスD3.5 |
| 価格(税込) | 93,500円(VENTUS BS6Ⅱ)。特注シャフトは112,200〜121,000円 |
BX2 HT
| 項目 | 公表値 |
|---|---|
| ロフト/ライ角 | 9.5°・10.5°/59° |
| ヘッド体積 | 460cc |
| 主なシャフト | Diamana BS50Ⅱ(S。10.5°はSR・Rも設定)、SPEEDER NX BS50w(S)。いずれも45.5インチ、バランスD2.5、総重量はDiamana BS50ⅡのSで303g |
| 価格(税込) | 93,500円(Diamana BS50Ⅱ/SPEEDER NX BS50w)。TENSEI PRO BLACK 1K CORE 50は121,000円、SPEEDER NX GOLD 50は115,500円、TOUR AD FI-5(特注専用)は112,200円 |
| ヘッド素材 | ボディ:Ti811チタン合金/フェース:6AL-4Vチタン合金/ソール・クラウン:CFRP |
B-Limitedシリーズ(カスタム専用)
3モデルとも、公式サイトでは「VENTUS BS6Ⅱ」装着時の税込99,000円からと表示されており、シャフトによって価格が変わります。ヘッド単体の販売はありません。
- B-Limited BX1★TOUR:ロフト9.0°、ライ角57°、ヘッド体積445cc
- B-Limited BX TOUR MAX:ロフト9.5°・10.5°、ライ角59°、ヘッド体積460cc、フェースはHSチタン
- B-Limited BX★★TOUR:ロフト9.0°、ライ角55°、ヘッド体積460cc、フェースはHSチタン
メーカーが説明する主な技術
BXシリーズの製品ページでは、次の技術が紹介されています。モデルによって採用している技術が少しずつ違います。
- BITING FACE 2.0:独自の「スリップレスバイトミーリング」をフェース全面に入れた設計です。インパクトでボールへの食いつきを高め、フェース上の滑りを抑えることで、スピン量を減らすねらいがあるとされています。
- カーボンセミモノコック構造(BX1 ST・BX2 HTほか):前作よりカーボンの部分を増やし、後方にウエイトパーツを置くことで、慣性モーメントを高めて安定性を上げたと説明されています。B-Limited BX TOUR MAXでは、この構造で生まれた余剰重量を使い、約35gのウエイトを後方に配置したとされています。
- カーボンコンポジット構造(BX1 LS):クラウンとソールに高強度カーボンパーツを組み合わせ、前作より慣性モーメントを高めたと説明されています。
- SPINE STABILIZER(スパインスタビライザー)(BX1 LS):ソール側とクラウン側のヘッドのたわみを抑え、強い弾道をねらう構造とされています。
- SP-COR(サスペンションコア):トゥ側・ヒール側の反発性能を上げ、芯を外したときの飛距離ロスを減らすための技術とされています。
- アジャスタブルカートリッジ:ソールのウエイトを入れ替えて弾道を調整する仕組みです。BX1 ST・BX2 HTは2パターン、BX1 LSは重さの違う4種のウエイトの組み合わせで4パターンの調整ができると案内されています。
- バリアブル アジャスト システム:ネック部分の調整機構で、8つのポジションからフェースの向きを選べます。2014年9月以降に発売されたブリヂストンゴルフ製品の同システムと互換性があるとされています。
なお、メーカーは、ラウンド中にポジションを変えたりウエイトを交換したりするとゴルフ規則違反になると注意しています。調整は練習やフィッティングの段階で済ませておきましょう。
どんなゴルファーに向くか
公式サイトでは、モデルごとの性能イメージ(弾道の高さ、スピン量、操作性、MOI、ヘッドサイズ)が比較表で示されています。その内容と製品の説明をまとめると、次のようになります。
- BX2 HT:メーカーは「安定したつかまりと高弾道のキャリーで飛ばす」モデルとしています。比較表では、BXシリーズ3モデルの中で弾道の高さ・MOI・ヘッドサイズが最も高い評価です。ボールのつかまりや高さを求める人に向けたモデルといえます。
- BX1 ST:メーカーは「高いコントロール性で狙って飛ばす」モデルとしています。比較表では、BX1 LSと並んで操作性が最も高い評価で、弾道の高さとスピン量は中くらいの位置づけです。
- BX1 LS:メーカーは「高初速を追求したロースピンモデル」としています。比較表では、スピン量が最も少ない位置づけで、ロフトも9.0°だけです。スピン量が多すぎて吹け上がる人向けのモデルといえます。
- B-Limitedシリーズ:いずれもツアープロの声から生まれたモデルと説明されています。BX TOUR MAXは「オートマチックで許容性の高い女子プロ仕様」、BX★★TOURは「左を恐れず叩ける」モデルとされています。
選ぶときのポイント
- 今の弾道の悩みから選ぶ:球が上がらない・右に出やすいならBX2 HT、強い弾道で狙って打ちたい・弾道を操りたいならBX1 ST、スピン量が多すぎるならBX1 LS、という分け方がメーカーの説明に近い選び方です。
- ロフトの選択肢を確認する:BX1 LSと、B-Limited BX1★TOUR・BX★★TOURは9.0°だけです。ボールが上がりにくい人は、9.5°・10.5°を選べるモデルから候補にするのが無難です。
- シャフトの重さと硬さ:BX1 ST・BX1 LSの標準シャフトはSフレックスのみで、総重量は312gです。BX2 HTは総重量300g前後で、10.5°ならSR・Rも選べます。今使っているドライバーの重さと比べてみてください。
- 試打・フィッティングを利用する:ブリヂストンは全国で試打会と、スイングを分析してボールとクラブを提案する「ゴルファーズドック」を行っています。B-Limitedは試打会と直営店での販売なので、実際に打って比べてから決めるのがおすすめです。
他メーカーの2026年モデルと比べたい場合は、2026年新作ドライバー比較ガイドもあわせてご覧ください。
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よくある質問
「B-Series (2026)」という名前のドライバーはありますか?
いいえ。「Bシリーズ」はブリヂストンゴルフのクラブブランド名で、その名前のドライバーは発売されていません。2026年10月時点の主力は、2025年9月5日発売のBXシリーズ(BX1 ST・BX1 LS・BX2 HT)です。2026年には、カスタム専用のB-Limited BX TOUR MAX(9月18日発売)とB-Limited BX★★TOUR(10月9日発売)が追加されています。
BX1 ST・BX1 LS・BX2 HTの違いは何ですか?
メーカーは、BX1 STを「高いコントロール性で狙って飛ばす」モデル、BX1 LSを「高初速を追求したロースピンモデル」、BX2 HTを「安定したつかまりと高弾道のキャリーで飛ばす」モデルとしています。ヘッド体積はBX1 STとBX1 LSが455cc、BX2 HTが460ccです。ロフトはBX1 LSが9.0°のみ、ほかの2モデルは9.5°と10.5°です。標準仕様の税込価格は3モデルとも93,500円です。
B-Limitedのドライバーはどこで買えますか?
公式サイトでは、B-Limitedシリーズを「当社実施試打会及び当社直営店での限定販売モデル」と案内しています。いずれもカスタム専用で、価格はVENTUS BS6Ⅱ装着時の税込99,000円から、シャフトによって変わります。
スペックと技術の説明は、メーカー公式サイトの情報(2026年10月時点)にもとづいています。BXシリーズの発売日はゴルフダイジェスト社の報道によります。最新の価格や在庫は、各公式ページでご確認ください。
