トリプルボギー:ゴルフのスコア用語解説
ゴルフ初心者
先生、『と』(トリプルボギー)ってどういう意味ですか?
ゴルフ博士
『と』は、規定の打数より3打多くホールアウトすることだよ。例えば、パー4のホールで7打かかった場合が『と』になるね。
ゴルフ初心者
パー3だったら6打ってことですね。ダブルボギーより1打多いんですね。
ゴルフ博士
その通り!よく理解できたね。
ととは。
ゴルフで使われる「と」という言葉について説明します。これはトリプルボギーの略で、規定の打数よりも三打多くかかってホールを終えることを指します。
基本的な考え方
ゴルフとは、決められた打数(パー)でカップに球を入れることを目指す競技です。それぞれのホールにはパーが設定されており、このパーを基準に、プレーヤーが何打でホールを終えたかによって、スコアの呼び名が変わってきます。
パーより3打多く打ってしまった場合、「トリプルボギー」と言います。例えば、パー4(4打でカップに入れることを想定しているホール)で7打かかってしまった場合、トリプルボギーとなります。同じように、パー3のホールで6打、パー5のホールで8打かかった場合も、トリプルボギーです。
ゴルフのスコアは、このパーとの差で表すことが一般的です。トリプルボギーは「+3」と書きます。これは、パーより3打多いという意味です。
趣味でゴルフを楽しむ人にとっては、トリプルボギーはそれほど珍しいスコアではありません。ティーショットを大きく曲げてしまったり、グリーン周りで何度も打ってしまうなど、ミスが重なると、トリプルボギーになってしまうこともあります。しかし、プロの競技では、トリプルボギーは大きな痛手です。上位を目指すプロにとって、トリプルボギーは避けなければいけないスコアです。
ゴルフでは、1打1打を大切にしながら、大きなミスをしないようにプレーすることが重要です。トリプルボギーのように打数を重ねてしまうと、スコアメイクが難しくなります。安定したショットと正確なパットで、パーに近づけるように、そしてトリプルボギーを避けるようにプレーを進めていきましょう。
パー | 打数 | スコア | 説明 |
---|---|---|---|
3 | 6 | +3 (トリプルボギー) | パー3のホールで3打オーバー |
4 | 7 | +3 (トリプルボギー) | パー4のホールで3打オーバー |
5 | 8 | +3 (トリプルボギー) | パー5のホールで3打オーバー |
主な原因
ゴルフで多くの人が悩むのが、スコアを大きく崩してしまうトリプルボギーです。なぜトリプルボギーになってしまうのか、その主な原因を詳しく見ていきましょう。
トリプルボギーの大きな原因は、複数のミスの積み重ねです。ティーショットを林の中へ打ち込んでしまう、セカンドショットがグリーンに乗らずラフへ行ってしまいそこから脱出に苦労する、グリーン周りからのアプローチが寄らず、さらにパッティングでもミスを重ねてしまう。このようなミスが続くと、あっという間にトリプルボギーになってしまいます。例えば、パー4のホールで、最初のティーショットが林の中へ入ってしまい、そこから出すだけで2打。さらにグリーンに乗せるまでにも2打かかり、グリーン上でも3パットしてしまったら、合計7打。つまりトリプルボギーです。
バンカーや池といった障害物も、トリプルボギーの大きな原因となります。一度捕まってしまうと、そこから脱出するのに苦労し、余計な打数を要してしまいます。深いバンカーに捕まって2度、3度と打ち直しが必要になったり、池に入れてしまい打ち直しの罰打が加算されたりすると、トリプルボギー、あるいはそれ以上のスコアになってしまう可能性も高くなります。
一度の大失敗でトリプルボギーになることは稀です。多くの場合、小さなミスが積み重なって、最終的にトリプルボギーという結果になってしまいます。ティーショットが少し曲がってラフに入った、セカンドショットがグリーンの奥の難しい位置に止まってしまった、アプローチが思ったより寄らなかった、パッティングの距離感が合わなかった等、一つ一つは大したミスではないように思えても、それらが積み重なると、スコアに大きな影響を与えてしまうのです。
トリプルボギーを避けるためには、一打一打を丁寧に、ミスを最小限に抑えることが大切です。大きなミスをしなくても、小さなミスが積み重なれば、スコアは悪くなってしまいます。常に集中力を保ち、コースマネジメントをしっかり行い、状況に応じた適切なクラブ選択とショットをすることで、ミスの発生率を下げ、トリプルボギーを防ぐことができるでしょう。
原因 | 詳細 | 例 |
---|---|---|
ミスの積み重ね | 複数の小さなミスが積み重なる | ティーショットがラフ、セカンドショットもラフ、アプローチミス、パットミス |
障害物 | バンカーや池に捕まる | 深いバンカーからの脱出に失敗、池に入れて罰打 |
一打一打のミス | 一つ一つは小さくても、積み重なると大きなミスになる | ラフ、グリーンの奥、アプローチミス、パッティングの距離感ミス |
スコアへの影響
ゴルフの腕前を測る上で、良いスコアを出すことは誰もが目指すところです。パー72のコースで、すべてのホールをパーで回ればスコアは72。これが基本となります。しかし、時に思い通りにいかないのがゴルフの難しさであり、面白さでもあります。特に、トリプルボギーはスコアを大きく悪化させる要因となります。
仮に一つのホールでトリプルボギーを叩いてしまったとしましょう。パー3のホールで6打、パー4のホールで7打、パー5のホールで8打を叩いてしまうわけです。このホールを除く17ホールをすべてパーで回ったとしても、全体のスコアは75。あっという間に3打オーバーしてしまいます。平均スコアが80台というゴルファーにとっては、目標達成を大きく妨げることになるでしょう。
さらに、複数のホールでトリプルボギーを記録してしまうと、事態はより深刻です。仮に2つのホールでトリプルボギーを叩き、残りの16ホールをパーで回ったとしても、スコアは78。3ホールでトリプルボギーであれば81。このように、トリプルボギーの数はスコアに直結します。スコアが100を超えてしまう可能性も高まり、1ラウンドを通して気持ちよくプレーを楽しめなくなるかもしれません。
とはいえ、ゴルフは18ホールの競技です。一つのホールでトリプルボギーを叩いてしまったとしても、すぐに諦めてはいけません。深く落ち込むのではなく、気持ちを切り替えて次のホールに臨むことが大切です。目の前の一打に集中し、残りのホールで良いプレーを続ければ、挽回のチャンスは十分にあります。ゴルフは最後まで何が起こるかわからない、それがこの競技の魅力と言えるでしょう。
トリプルボギー数 | 残りのホールのスコア | 全体のスコア |
---|---|---|
0 | パー×18ホール | 72 |
1 | パー×17ホール | 75 |
2 | パー×16ホール | 78 |
3 | パー×15ホール | 81 |
回避方法
大叩きであるトリプルボギーを避けるには、いくつかの大切な点に気を配る必要があります。まず、自分のゴルフの弱点を知ることが肝心です。ティーショットが曲がりやすい、アプローチの精度が低い、パッティングが安定しないなど、自分の苦手な部分を把握することで、効率的な練習計画を立てることができます。例えば、ティーショットが曲がりやすいのであれば、まっすぐ飛ばす練習に重点を置く、アプローチが苦手であれば、様々な状況からのアプローチ練習を繰り返すなど、自分に合った練習が上達への近道です。
次に、コースマネジメントも重要です。自分の飛距離や得意なクラブ、そして不得意なクラブを理解し、無理な攻め方は避けましょう。例えば、パー4のホールでドライバーでグリーンを狙うのが難しいと判断した場合は、無理せずフェアウェイに確実にボールを運べるクラブを選びましょう。また、池やバンカーなどのハザードを避けるルートを選択するなど、状況に応じた判断が求められます。刻むゴルフも時には必要です。
さらに、精神的な側面もスコアに大きく影響します。ミスショットをしてしまったとしても、すぐに気持ちを切り替え、次のショットに集中することが大切です。ゴルフは精神的な強さが試されるスポーツとも言えます。焦らず、冷静に、そして落ち着いてプレーすることで、大叩きを防ぐことに繋がります。深く息を吸い、リラックスして、目の前のショットに集中しましょう。ティーショットをミスしても、リカバリーショットで挽回できる可能性は十分にあります。諦めずに、最後まで集中力を保つことが、良いスコアに繋がるのです。
ポイント | 詳細 |
---|---|
弱点の把握 | 自分のゴルフの弱点を理解し、効率的な練習計画を立てる。ティーショット、アプローチ、パッティングなど、苦手な部分を把握し、重点的に練習する。 |
コースマネジメント | 自分の飛距離、得意・不得意なクラブを理解し、無理な攻め方を避ける。状況に応じて刻むゴルフも重要。池やバンカーなどのハザードを避けるルートを選択する。 |
精神面 | ミスショットの後も気持ちを切り替え、次のショットに集中する。焦らず、冷静に、落ち着いてプレーすることで大叩きを防ぐ。深く息を吸い、リラックスし、目の前のショットに集中する。諦めずに、最後まで集中力を保つ。 |
まとめ
ゴルフにおいて、大叩きとなる三打超過は、スコアを大きく崩す原因となります。幾つものミスが重なってしまうことで起こりやすく、その理由は様々です。まず、最初の打撃であるティーショットで大きく曲げてしまったり、林の中に入れてしまうと、次の打球が難しくなり、三打超過につながる可能性が高まります。また、二打目以降のセカンドショットでも、グリーンを狙う際にミスショットをして池やバンカーに入れてしまうと、そこから脱出するのに苦労し、余計な打数を重ねてしまうことになります。さらに、グリーン周りの短い打撃であるアプローチショットがうまくいかず、グリーンに乗せるのに複数打を要したり、グリーンに乗ってもピンから遠く離れてしまうと、三パット以上叩いてしまう危険性も高まります。最後の打撃であるパッティングも、距離感や方向を読み間違えると、カップインするまでに何度も打つことになり、スコアを悪化させてしまいます。
三打超過を避けるためには、それぞれの打撃におけるミスを極力減らすことが重要です。そのためには、日々の練習を通して技術を磨くことはもちろん、どのクラブでどのように攻めるかといった戦略を立てるコース管理も大切です。また、ミスをしてしまった際に気持ちを切り替え、次の打撃に集中できる精神的な管理も重要です。自分の力量を過信せず、無理な攻め方をしないように心掛け、ミスを引きずらずに、常に前向きな姿勢でプレーすることが、三打超過を減らすことにつながります。ゴルフは技術だけでなく、戦略や精神力も必要とする奥深い競技です。三打超過を減らすための努力を続けることで、ゴルフの腕前は確実に上達するでしょう。焦らず、一つずつ課題を克服していくことが、ゴルフ上達への近道です。
ショットの種類 | ミスショットの内容 | 結果 |
---|---|---|
ティーショット | 大きく曲げる、林に入れる | 次打が難しくなり、三打超過の可能性増加 |
セカンドショット | 池やバンカーに入れる | 脱出に苦労し、余計な打数を重ねる |
アプローチショット | グリーンに乗せるのに複数打を要する、ピンから遠く | 三パット以上の危険性増加 |
パッティング | 距離感や方向を読み間違える | カップインまでに何度も打つ、スコア悪化 |