隠しホール

打ち出し場所から旗竿が見えないホール、いわゆる隠しホールは、木立や小高い丘、巧みな造形によって視界を遮られています。最初の打球で狙う場所が分かりにくいため、方向と飛距離を正確に見極めることが肝心です。熟練の打ち手にとっても、隠しホールは知略を巡らせ、腕試しをするにふさわしい難関と言えるでしょう。中には、犬の脚のように曲がったホールも隠しホールに数えられます。最初の打球の落下地点を間違えると、旗竿を狙うのが格段に難しくなるため、コース全体をどう攻めるかの計画が大切です。隠しホールは、打ち手のコース攻略の力量を試す、ゴルフの面白さを際立たせる存在です。 最初の打球を放つ前に、同伴者やコース案内図などを用いて、旗竿の位置やコースの形状をしっかり把握することが重要です。そうすることで、大失敗を防ぎ、良い点数を出すことに繋がります。また、隠しホールでは、旗竿周辺の様子も分かりにくいことがあります。そのため、旗竿周辺の傾斜や起伏、砂場の位置などを前もって調べておくことで、より正確な次の打球を選べます。例えば、打ち上げの傾斜がある場合は、転がりに期待せず、直接旗竿を狙うような高い打球が必要になります。反対に、打ち下ろしの傾斜がある場合は、転がりを計算に入れて、短いクラブで打つなど、状況に合わせた判断が求められます。さらに、風向きや風の強さも考慮することで、より戦略的なプレーができます。 隠しホールは、打ち手の戦略性と技術を試す、ゴルフの醍醐味を味わえる場所です。状況判断と正確な打球こそが、攻略のカギと言えるでしょう。しっかりと準備をして、挑戦してみてください。