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ルール

ゴルフにおける拾い上げ:ルールと戦略

ゴルフでは、もうこれ以上その穴で球を打たずに競技をやめることを『拾い上げ』と言います。これは、様々な理由で行われます。例えば、既にその穴で決められた打数よりも多く打ってしまい、これ以上良い点数を取ることが難しいと判断した場合です。また、何度も罰則を受けてしまい、競技を続けるのが難しくなった場合も拾い上げます。さらに、大雨や日没など、自然現象により競技を続けられない場合も拾い上げとなります。 公式の試合では、拾い上げを行う際に特別な手続きが必要です。点数をつけるための紙に、その穴の点数を『拾い上げ』と明記しなければなりません。例えば、決められた打数を大きく超えてしまった場合や、罰則で点数が加算されすぎた場合などがこれに当たります。 一方、仲間内のゴルフなど、公式の記録として残す必要がない場合は、点数を記入する紙に記録せず、他の競技者と合意の上で拾い上げることが認められています。例えば、練習目的のラウンドや、純粋に楽しむためのラウンドなどがこれにあたります。ただし、点数にハンディキャップを適用して計算する必要がある場合は、公式の試合と同様に、正式な手続きに従って拾い上げを行う必要があります。 拾い上げはゴルフの規則に基づいており、競技者自身の判断で行うことができます。他の競技者のプレーの速度を落とさないように配慮したり、悪天候で安全にプレーを続けられないと判断した場合などは、拾い上げを検討する必要があるでしょう。自分の状況や周りの状況を良く見て、適切な判断をすることが大切です。
ショット

グリーン上で拾う?ボールの『ひ』

競技の場において、球を拾い上げる動作を『ひ』と呼びます。これは、芝の上で静かに球を手に取る動作を意味し、単に拾上げるという行為だけでなく、その穴における一連の動作の終わりを告げる意味合いも持ちます。例えば、同じ組の仲間がまだ球を転がしている最中に、自分の球を拾い上げる際には『ひ』と声に出して伝えることで、自分がその穴でのプレーを終えたことを周りに知らせ、誤解やトラブルを防ぐことができます。 この『ひ』は、特に穴の周辺、球を転がす緑の芝生の上で行う動作を指します。すでに次の打つ場所へ球を動かした後や、球が穴に入った後に行います。穴から球を取り出す動作も『ひ』に含まれます。 『ひ』は、仲間への配慮を示す大切な動作でもあります。例えば、他の人の球の転がる道筋に自分の球がある場合、無断で拾い上げてしまうと、その人のプレーを邪魔してしまう可能性があります。このような場合、先に『ひ』と言って拾い上げて良いか確認することで、円滑なプレー進行に繋がります。また、公式の競技などでは、定められた決まり事に従って『ひ』を行う必要があります。許可なく球を拾い上げてしまうと、罰が課される場合もあるので注意が必要です。 このように、『ひ』は球を拾うという単純な動作を超え、ゴルフという競技において、仲間との連携や決まり事の順守を示す、大切な意味を持つ動作と言えるでしょう。この一見何気ない動作の中に、ゴルフという競技の精神が凝縮されていると言えるかもしれません。