ショートアイアン

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ゴルフクラブ

ショートアイアンを使いこなす

正確な狙いを定めることは、ゴルフ、とりわけ短い番手を使う場面で肝心です。短い番手は飛距離が出にくいため、狙った場所へ正確にボールを運ぶ技術が求められます。目標地点を定めるには、まずピンまでの距離を測る道具などを使い、正確な距離を把握することが大切です。距離が分かれば、どの番手を使うべきか、どのくらいの強さで打てば良いかが見えてきます。練習場で何度も球を打ち、自分の各番手の飛距離を把握しておきましょう。自分の飛距離を把握することは、コースマネジメントを行う上でも非常に役立ちます。 距離だけでなく、風向きも考慮する必要があります。風が吹いている場合は、風の強さや方向によって、球筋が変わります。向かい風なら球は高く上がり飛距離が落ち、追い風なら球は低く出て飛距離が伸びます。横風の場合は、球が流されるため、目標よりも風上側に狙いを定める必要があります。風の影響を読み、目標地点を微調整することが大切です。さらに、グリーンの傾斜も重要な要素です。傾斜によって球の転がり方が変わるため、上り傾斜の場合は強めに、下り傾斜の場合は弱めに打つ必要があります。 目標地点が決まったら、道具の面を目標に向けて正しく構え、足の位置を決めます。足の幅は肩幅程度に開き、重心は左右の足に均等にかけましょう。 視線は球に集中し、打っている間は頭と体が動かないように意識します。頭が動くと、道具の軌道がずれてしまい、狙い通りの球を打つことが難しくなるからです。アドレスから振り終わりまで、一連の動きを滑らかに行うことが正確な球を打つために不可欠です。焦らず、落ち着いて打つことで、狙い通りの場所に球を運ぶことができるでしょう。