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ゴルフコース

狙いを定める場所:ウエストエリア

ゴルフコースには、ティーグラウンドからグリーンまで、様々な場所がありますが、その中で「ウエストエリア」と呼ばれる場所があります。これは、グリーンとフェアウェイの間にある区域のことを指します。具体的には、グリーンの手前にある、よく整備された短い芝生の場所や、グリーンの周りの短い芝の部分、そしてラフの一部なども含まれます。 このウエストエリアは、グリーンを狙った球がうまく乗らなかった時に、球が止まる可能性が高い場所です。そのため、ウエストエリアの状態をよく理解しておくことは、コース全体の戦略を立てる上でとても大切です。なぜなら、ウエストエリアの状態によって、グリーンを外した後のリカバリーショットの難しさが大きく変わるからです。 例えば、ウエストエリアの芝が硬く締まっている場合は、球を高く上げてグリーンに柔らかく落とすアプローチショットが難しくなります。逆に、ウエストエリアの芝が柔らかく深い場合は、球が芝に沈み込んでしまい、そこから脱出するのに苦労するかもしれません。 さらに、ウエストエリアの傾斜や芝の向きも、リカバリーショットの難しさに影響を与えます。傾斜によっては、グリーンを狙うのが難しくなったり、思わぬ方向に球が転がってしまうこともあります。芝の向きを読むことで、球の曲がり具合を予測し、より正確なショットを打つことができます。 このように、ウエストエリアの状態を事前に把握し、どのようなリカバリーショットが必要になるかを考えておくことが、良い点数で回るための重要なポイントです。場合によっては、あえてグリーンを狙わずに、安全にウエストエリアに球を落とす戦略も有効です。例えば、ピンがグリーンの端にあって、グリーンを外すと深いラフやバンカーに入る危険性が高い場合は、確実にウエストエリアに球を置き、そこからアプローチショットでグリーンを狙う方が賢明です。つまり、ウエストエリアは、単なるグリーンとフェアウェイの間の場所ではなく、戦略上重要な場所なのです。