体の回転で腕とクラブを操る方法
今回は「体の回転で腕とクラブをコントロールする方法」、その名も【ボディリリースドリル】をご紹介します。
ゴルフスイングの中で、「インパクトでは腕を使わず体の回転で打つ」とよく言われますが、実際は体と腕の動きが絶妙に調和しています。
このドリルを通じて、体の動きで自然とクラブを正しくリリースする感覚を身につけましょう!
ボディリリースドリルの目的
- 体の回転主導で腕とクラブを動かす感覚を養う
- 腕だけで振らず、自然なリリースを覚える
- 腰と胸の「ねじれ差」をキープしてパワーを引き出す
ドリルのやり方
1. 準備
まずウジ(素振り用の短い棒や軽いクラブ)を用意しましょう。
アドレスを取ったら、ほんの少しだけ手首を縦にコックします。
そこから軽く腕をねじり、ウジが右斜め45度方向に上がるように動かします。
このとき胸も少しだけ右に回ります。
✅ポイント
- 極端に腕をねじらない
- 脇を締めたまま
- 手首のコックは控えめに
2. インパクトへの動き
インパクトでは、体の正面にクラブが戻るわけではありません。
【腰】→【胸】→【肩】の順に先行し、少し遅れてクラブがついてくる感覚です。
✅ポイント
- 腰がリードし、胸は若干右向き
- クラブは体の正面よりも少し右側にある
3. ボールを打つ動き
この位置から、腰を回転させながら胸を少し前屈させる意識でボールを捉えます。
手首を使って救い上げたり、体が起き上がったりしないよう注意しましょう。
✅間違った動き
- 手首をほどく(すくい打ち)
- 体が起き上がる(ダフリ・ミスショットの原因)
アイアンを使った応用
慣れてきたらアイアンでも同じ動きを練習します。
手首を軽くコックして、胸を右に回したポジションから、体の回転でボールを打ちましょう。
✅意識すること
- ハンドファーストなインパクト
- 体の回転でクラブを運ぶ
- クラブヘッドを正面に戻そうとしない
常にクラブは体よりもやや右にある状態をキープしながら打つ、これが重要です!
フルスイングに応用するには?
このドリルを繰り返し行ったあと、フルスイングへと繋げます。
ポイントは、体の回転スピードに合わせて自然と腕とクラブも回転する感覚を掴むことです。
腕を意識的に振るのではなく、体の回転に「釣られて」腕とクラブがターンするイメージで!
注意ポイント
- 腕をまったく使わないわけではない!
→ 腰と胸が正しく動けば、自然と腕もターンします。 - 胸の前屈が超重要!
→ 腰のリード+胸の前屈で、ねじれを保つことができます。 - クラブを体の正面に戻そうとしない!
→ 常に体の右寄りにクラブをキープする意識で。
まとめ|ボディリリースドリルで自然なリリースを身につけよう
ボディリリースドリルは、体の動きで自然とクラブを正しくリリースする感覚を養う最高の練習法です。
「体の回転主導」「胸の前屈を意識」「ねじれをキープ」
この3つを意識して練習を重ねれば、スイングの再現性が劇的にアップします!
ぜひ皆さんも取り入れて、スイングをさらにレベルアップさせましょう!