ゴルフを楽しむ上で避けられないのが、体への負担。その中でも「ゴルフ肘」は多くのゴルファーが悩む症状の一つです。スイングの際に強い負荷がかかることで、肘に痛みが生じることがあります。そこで役立つのが「コンプレフロス(フロスバンド)」です。本記事では、ゴルフ肘のセルフケアとしてのコンプレフロスの巻き方を詳しく解説します。
コンプレフロスとは?
コンプレフロスは、ゴムバンドを体に巻き付けて圧迫し、関節の可動域を広げたり、筋肉のパフォーマンスを向上させたりするコンディショニングツールです。主な効果として、以下の点が挙げられます。
【効果】
- 関節可動域の増加
- 筋パフォーマンスの改善
- 動作時の違和感の軽減
- 疲労回復の促進
- 慢性的な痛みの改善
- 日常生活レベルの向上
ゴルフ肘に悩む方にとって、コンプレフロスはセルフケアに最適なツールとなります。
ゴルフ肘の原因
ゴルフ肘は、以下のような動作が原因で発生することが多いです。
- ショット時に無理な力が入り、腕や肘に過剰な負担がかかる
- 手首を強く使いすぎることで、肘周りの筋肉にストレスがかかる
- 繰り返しの動作による肘の酷使
これらを防ぐためには、日々のケアが重要です。では、実際にコンプレフロスを使ったセルフケアの方法を見ていきましょう。
コンプレフロスの巻き方(ゴルフ肘ケア)
【準備】
まず、肘の可動域を確認します。肘を曲げ伸ばしして、どの程度動くかをチェックしておきましょう。
【巻き方】
- バンドの巻き始め
- 痛みのある肘関節から約10cm先(手首側)にバンドを軽く巻き、1周目をアンカーとして固定します。
- バンドを引っ張りながら巻く
- バンドを約1.5倍に伸ばしながら巻き上げていきます。
- 50%ずつ重なるように巻き、肘を覆うようにします。
- 巻き終わりの処理
- 肘の上部まで巻いたら、バンドの端を下側に差し込んで固定します。
【動かし方】
巻いた後は、以下の運動を行いましょう。
- ひねり運動
- 肘を曲げた状態で、内側・外側へ5回ずつひねります。
- さらに肘の中央部分、上腕部分も同様にひねります。
- 関節の曲げ伸ばし
- 巻いた状態で肘をしっかり曲げ伸ばしを5回行います。
- 手首の回旋運動
- 手首を内側・外側に5回ずつ回して、前腕の筋肉を動かします。
- 肘を曲げるトレーニング
- バンドを巻いた状態で、肘を曲げるトレーニングを5回行います。
- 腕の伸展トレーニング
- 肘を伸ばした状態で、前後に腕を伸ばす動作を5回行います。
【バンドの外し方】
運動が終わったら、バンドをゆっくり外します。その後、同じ動作(曲げ伸ばし・ひねり運動など)を2回ずつ行い、効果を確認しましょう。
まとめ
ゴルフ肘は、日々のケアを怠ると慢性化する可能性があります。コンプレフロスを活用することで、痛みの緩和や可動域の改善が期待できます。特にラウンド後や練習後に取り入れることで、ゴルフ肘の予防にもつながるため、ぜひ試してみてください。