「上野東京ライン」運行内容の発表(14.11.01)

待ちに待った「常磐線の東京駅乗り入れ」内容がようやく見えてきました。JR東日本は愛称を「上野東京ライン」と名づけ、現在上野駅止まりとなっている常磐線、宇都宮線、高崎線の列車を東京駅以南へ直通運転させるべく工事を進めてきました。

先月末に発表された内容は次の通りとなります。

「上野東京ライン」~開業時期、直通運転の概要について~
1 上野~東京間の開業日:2015年3月14日(土)
2 直通運転の概要
・宇都宮線及び高崎線は東海道線と相互直通運転を実施します。
・常磐線は品川駅まで直通運転を実施します。
(※常磐線は朝通勤ピーク時間帯から(東京駅概ね8:00 以降)の直通運転となります)
・朝通勤ピーク時間帯(東京駅概ね8:00~9:00)の直通本数は宇都宮線5本、高崎線5本、常磐線5本とします。
(※各線区から東京・品川方面への南行列車本数)
(※常磐線は朝通勤ピーク時間帯では、取手以南運転の快速上り電車のみの直通運転となります)
・常磐線特急列車はデータイムの全ての列車及び夕夜間帯の一部列車を品川駅発着とします。
・常磐線普通列車はデータイムでは土浦方面からの一部列車を、夕夜間帯では取手以南運転の快速電車を品川駅発着とします。
※上記記載内容は平日の輸送体系です。土休日については平日に準じた輸送体系となる予定です。
※具体的な輸送体系については決まり次第お知らせいたします。(来年1月以降)
3 常磐線特急の新たな列車名
・速達タイプの特急列車の名称 「ひたち」
・停車タイプの特急列車の名称 「ときわ」
4 その他
・常磐線特急は「ひたち」「ときわ」の運転開始にあわせて普通車全席で座席指定が可能となるほか、座席の指定を受けなくても車内の空席を利用できるサービスを導入する。また、特急料金の改定も実施する。

JR東日本ニュースリリースより

山手線の西側区間(大崎~池袋)では湘南新宿ラインとして既に東海道線・横須賀線と宇都宮線・高崎線が直通運転をしております。今回新たに直通運転が開始されると、山手線の西側と東側の主要駅へのアクセスが強化され、その結果、赤羽、浦和などの宇都宮線・高崎線停車駅、戸塚、大船などの東海道線停車駅の地価は上昇しそうです。

それ以上に不動産価格へ影響を及ぼしそうなのが常磐線の快速停車駅です。東海道線や宇都宮線・高崎線の沿線は山手線西側に現在も通じており50%上乗せという感じですが、常磐線は現在、日暮里駅・上野駅にしか通じておらず(山手線)、今後、東京駅、新橋駅、品川駅へ直通運転になると80%上乗せという感じとなり、上乗せ幅が大きい分、不動産価格への影響も大きくなります。

今回の発表までは、品川駅までの直通運転は見込まれていたものの、宇都宮線・高崎線よりも直通本数が少なく割り当てられ、最悪は特急のみ直通という説もあったほどで、発表された内容は予想以上のものとなり、好印象を及ぼしそうです。

具体的なものとしては、常磐線快速停車駅の各駅(北千住、松戸、柏、我孫子、天王台)が直接の恩恵を受け、さらに各駅停車駅や接続する私鉄(新京成線、東武野田線)も間接的に恩恵を受けられます。

影響はわずかかもしれませんが、常磐線へ流れが向くようですと、並行するつくばエクスプレスや北総線はマイナス方向の影響が出るかもしれません。ただし、全体が良い方向に進めば恩恵もあり、現状よりもマイナスになることはないと思われます。

消費税増税で弱含みの市場状況のなか、再増税が行われるとさらに悪化するかもしれませんが、交通インフラの整備は不動産価格に大きな影響を与えることから、常磐線のアクセス強化が下支えをしてくれると期待します。



住宅購入サポート

サブコンテンツ

このページの先頭へ