
パーをめざせ!ミドルホール攻略
「み」とは、ゴルフにおいて、短い穴(ショートホール)と長い穴(ロングホール)の中間に位置する長さの穴、つまりミドルホールを指します。一般的には、男性の場合、打ち出し場所から旗のある場所までの距離が250ヤード以上470ヤード未満、女性の場合、210ヤード以上400ヤード未満とされています。ただし、この距離はあくまでも目安であり、場所の設計や難しさによって変わります。規定打数は4と定められていることがほとんどです。
ミドルホールは、場所全体の流れを左右する重要な穴であり、戦略に基づいた巧みな進め方が求められます。それぞれの場所の特徴も反映されやすく、競技者の技術と判断力が試される場と言えるでしょう。単純な距離だけでなく、芝生の刈り込まれた場所の幅や形、旗のある場所周りの砂場や池などの障害物の配置によっても難しさが大きく変わるため、事前の場所の攻略計画が重要になります。
例えば、距離が短いミドルホールでは、1打目で旗のある場所を狙う積極的な攻め方も可能になります。しかし、旗のある場所周辺に危険な障害物が多い場合は、あえて1打目は安全な場所に運び、2打目で確実に旗のある場所を狙う慎重な進め方が有効となることもあります。逆に、距離が長いミドルホールでは、1打目でいかに遠くまで飛ばせるかが重要になります。2打目以降の難易度を下げるためにも、正確な方向へ力強いショットを放つことが求められます。このように、ミドルホールは、場所の状況や自身の技量を踏まえ、最適な戦略を立てて進めていく必要があるのです。状況に応じた適切なクラブ選択、正確なショット、そして冷静な判断力が、ミドルホール攻略の鍵となります。一つ一つのミドルホールを攻略していくことで、ゴルフの奥深さをより一層体感できるでしょう。