不動産・住宅・住まいの探し方:物件の早い動きに先手を打つ(12.08.28)

残暑厳しく、暑さは9月半ばまで続きそうだが、8月、夏休みが終わりに近づくとともに、不動産市場は賑わいを増す。今年は例年以上に、シーズンの始まりは早かった。

お盆休み期間中から、つぎつぎと売約済みとなっている。先週末は、一日で同一物件に3組の購入申し込みが重なった。売り出されてから1~2週間で売約済みとなる物件を目にすることも多い。

業者が、情報を入手する、下見をする、連絡(紹介)する、見てみようとお客様が動くときには、売約済み、となってしまうこともある。

▼シーズンに入り、売約済みとなる物件も多くなる一方、販売される物件も増加する。情報を入手したら、いち早く下見に行く必要があり、暑さ厳しくも動かなければならない。

初期の下見では、場所や状況の現地確認のみに留まり、本格的な調査、資料の取りそろえは、具体的な商談に入る前に行われる。

この初期下見段階でも、物件ごとにさまざまな個性があることがわかる。資料ベースで、これは安い、と思われる物件は、現地に行くと、なるほどね、と思う要素があり、掘り出し物がないということを、毎回認識させられる。

▼駅に近い(徒歩3分)、道路幅も広い、道路との高低差もないはずだ、土地の形も整っている、いわゆる人気のエリアである、でも、安い。敷地の南側隣地が高く、さらにその隣地には賃貸マンションが建っていた。

行く前から分かっていたが、道路を挟んだ向かいに線路敷き。このお宅にも、建ち並ぶ近隣のお宅にも、そこで暮らす方がいる。線路からの影響は気にならないのだろうか。

駅に近くて、生活施設も整う人気エリア、行き止まり道路の幅は狭いが、整形地である。でも、安い。現地は砂利道、古家は荒れていた。

しかし、両隣りのお宅は、大手ハウスメーカーの新しいお宅である。建て替えた際には、印象も変わるのではないか。こういう物件は、ねらい目になる。

▼これは、と思った物件への動きは、お客様も迅速に動かないとならない。が、高額な買い物であり、慌てて判断するのも難しい。

このジレンマ、現状では致し方ない面もあるが、不動産流通の仕組みそのものを見直すことにより、改善することができる。消費者である売主に不利となる情報の囲みこみを含め、不動産流通の近代化に期待したい。

そんな先のことを待っていられないという、今、探そう、探している方は、事前準備をおススメする。なにも見えていない、確認していない状況で、いきなり判断を迫られるから難しい。失敗することにもなる。

▼今年の住まい探しシーズンが早まったのは、消費税増税法案が可決したことが影響したのだろうか。住まい探しを始めるきっかけになったのは事実であろう。

社会的な要因、不動産の動きなど、外部要因に影響されることなく、失敗しない判断ができるように、業界全体がサポートしなければならない。



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