不動産・住宅・住まいの探し方:「自分への質問力」が住まい探し成功の秘訣(12.04.03)

不動産営業の世界で「回遊族」という言葉が使われている。いろいろな不動産会社や現場を回り、ひとごとのように、批評し点数をつけることばかりに終始する人のことをそう呼ぶ。

不動産の見る目を養うことは悪いことではない。ただし、観客ではなく、実際に暮らすプレイヤーなのだから、批評だけではなく、なにかしらの判断をして、行動しなければならない。

あれはこう、これはこう、と、不動産を分析する力を得ることが、間違っているわけではない。その分析した結果を、住まい探しに活かせる判断力がないと、不動産の評論家という決断をしなくてもいい気楽なポジションに逃げがちになる。

たくさんの不動産情報に触れても、暮らす自分たちのことが見えていないと、どれがいいのか判断がつない。この判断力が得られれば、迷わず決断ができ、さらに、失敗することも少ない。

では、判断力を得るためにどうすればいいのか。判断力は、自分たちがどのような生活をしたいのか、その生活のためにどのような住まいが必要なのかが見えてくれば、おのずと得られる。

なぜ家が欲しいのか? いつまでに欲しいのか? 誰が住むのか? 一戸建てなのか、マンションなのか? 新築がいいのか、中古がいいのか? 広さは? 機能は? デザインは? どこに欲しいのか? 求める利便性はなにか? 家計と返済のバランスは? 自己資金は? ...などなど。

このように、住宅に求める要素はたくさんある。この要素が、目の前にある住宅にどの程度当てはまるのか。自分自身に質問するのが住まい探しであって、自分たちの生活を脇に置き、ただ、不動産同士での比較検証しても意味がない。それは趣味の世界。

そして、必ずと言っていいほど、求める要素と住宅が兼ね備える条件はぴったり一致しない。すべての条件がクリアできれば、それにこなしことはないが、なかなか厳しい。

住まい探し成功の秘訣は、必須でクリアすべき部分と、叶えられれば満足という部分に分け、求める要素に優先順位をつけながら、自分自身に問いかけること。

ただやみくもに、不動産を漠然と見ていても、前には進みません。すべての条件をクリアさせようとしても、永遠に彷徨うだけです。

高額な買い物なので、妥協しづらい心理は当然のこと。必ず買わなければならないわけではない、買わなくてもいいんです。完璧を求めるなら、買わないことが正解かもしれない。

住まい探しは、自問自答しながら葛藤し、思い悩む作業の繰り返し。どこか、悟りをひらく仏の道に通じる奥が深いものです。



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