不動産・住宅・住まいの探し方:南向きは損をする?(11.02.24)

週刊ダイヤモンド(11.02.26)で組まれた特集「丸得マンション&管理」の記事の中で、“南向き信仰”は危ない、値崩れしない北向きマンション、というコラムが掲載されました。

記事の内容で書かれているポイントは、新規売り出し時の価格設定に影響する南北格差が、中古となった際、騰落率に影響する。北向きでもライフスタイルによっては影響も少なく、美しい“順光”の眺望が得られる、とくに、20階超の北向きは希少価値さえ出ているとのこと。

欧米のことはわかりませんが、たしかに日本では、住まい探しのお手伝いをしていて、南向き(日当たり)にこだわる傾向が強いのは感じます。これは初日の出信仰にも見られ、家相でも、日いずる東南方向に玄関を配置し、お日様のパワーを室内に取り入れると運気が上がると言われていることからも、記事で南向き信仰と表現するのも分かります。

このことから、北向きが、マンションに限らず、土地や一戸建てでも評価は落とします。簡単な目安として、北向きは南向きよりも10%の評価が高い。日当たり、お日様、のことをお金には代えられない、とお考えになるのも分かります。お日様の方に開けていないとダメ、ということもあるでしょうから、南向きがダメ、と決めつけるものではありません。

ただ、お金という視点からだけ見れば、どちらを向いているかという名目に拘るのではなく、実質的な影響を見てみると、お得な買い物ができることがあるというのも一理。

日当たりが悪い、というのは厳しいと思いますが、南向きだけど日当たり悪い、ということもあれば、北向きだけど日当たりはいい、ということもあります。日当たりはいいのに、北向きだから評価減されているなら、それはお買い得。

マンションの場合、北向きと日当たりの良さが両立することはないと思われるので、北向きと眺望の組み合わせでしょうか。土地や一戸建ての場合、北向きでも日当たりがいい、という組み合わせは思っている以上にあります。

現地に行って、あ、北向きだから日当たり悪い、というならまだしも、現地を見ることなく、ネットや広告の北向きと表示されているだけで、頭はねしていると、せっかくのお買い得物件を自ら外していることになりますよ。

例えば、同じような立地、広さの土地で、どちらも日当たりはよいが、一方は南向きで2,000万円、一方は北向きで1,800万円。向きだけで200万円違うのであれば、私なら迷わず、北向きを買います。さらに、北向きであれば、インフラ関係の工事費用が安く済んだり、庭やリビングなどのプライバシー性に優れたりなど、他にも利点があります。

このことは、東向き、西向きにも同じように言えることです。つまるところ、現地を見て、生活などにどのような影響があるかを実際に考えてみること、表面的なところだけに囚われないことが肝心ということです。



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