住宅購入アドバイザー雑記:半端な知識で動くと損することに(15.04.10)

著名な不動産評論家の新刊本を読んでいたら、およ、およ、これは自分が何年も前から言っているぞ(言い回しが同じというものまで)、という内容が100のうち20くらいあった。

自意識過剰かなと思う反面、このコラムで(日付入りで)書いているはずだから問題ないだろうと安心する面が半分。

残り80のうち60くらいは、言う機会がない、言うほどのこともでないけど、知っている内容になっていた。残り20くらいが、へぇ~と感心する内容になっていた。

初めて知ることや感心する内容がある限り、大半が復習にはなるけど学ぶことを止めることができない。特に建築技術や建物設備は、進化が早く多岐に渡り、とても追い付けない。

さて、拝読させていただいた本のなかで、特に、感心したこと、その通りと膝を打ったこと、そうなんだよなとしみじみ実感したこと、ほんの少しだけご紹介させていただきたく思います。

「駅近、再開発、地域一番」が売れる。立川のタワーマンションが都心並みの価格で即日完売したと紹介されていましたが、立川と言えば柏※、柏で言えば今建築中のライオンズタワーでしょうか。※同マンション所在の二番街周辺は立川をモデルに再開発の計画がある。

富士山と花火が見れると価格が高い、というのも現場にいるとよくわかる。千葉県からだと富士山は小さくしか見えませんが、それでもお客様の反応はある。スカイツリーは思ったほどでもなく、やはり富士山は強いなとつくづく感じる。

そして、花火と言えば、我孫子・柏の手賀沼花火大会。これがよく見えるかどうかで、土地やマンションの価格には確かに影響している。

「金を出さない親ほど口を出す」。これもよくわかります。人間性が素晴らしいからお金を持っているのか、持っているから人間性ができるのかはわかりませんが、お金を出すことと口を出すことは思っているよりも比例しません。

上司や同僚、親戚などの意見を聞いて(頼んでもいないのに口を出す第三者が多い)、失敗した例も多く紹介されており、人生を左右することに無責任に安易に口を出せるものだと思った。

不動産を買う売るアドバイスをすることを仕事としていて、長年経験していたとしても、幅広く客観視できるとしても、やはり重圧を感じる。

プロでもこのような状況なのにも関わらず、経験も知識も格段に少ない一般の人が、気軽に断言されるのを見ていて、怖くないのかなと不思議に思う。

医師免許を持っていない人が、治療のアドバイスをする。弁護士資格を持っていない人が、争いのアドバイスをする。人生を左右する内容と考えれば、これと同じとまで言ってもいいのかもしれない。

そして、著者が数多くの現場を取材して書かれているのだから、言ってきたことが確かにそうだったんだと共感したのが、「夫が建物(室内)、妻が外部環境(立地・資産)」というケースが増えてきているというもの。

私は共働きなど社会の変化なのかなと抽象的しか考えていなかったですが、さすがに著者はきちんと分析されていました。

理由は、決断に重みをもつ方が外部と資産、軽い方が建物を気にする原則があり、夫は決められない・妻が決めるという男女逆転夫婦が増えたからでは、とのこと。

この他にも一般の方が思い込んでいる誤解や豆知識がふんだんに紹介されておりますので、(特にマンションご検討の方)これから買う人は一読されることをお勧めします。

参照:「不動産の法則(誰も言わなかった買い方、売り方の極意)」櫻井幸雄著、ダイヤモンド社



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