住宅購入アドバイザー雑記:団地、SNS、シェアハウス、みな繋がり(14.12.30)

日本経済新聞(12/30)に~「団地ともお」に見る「現代を生きるヒント」~という記事が掲載されました。

現45歳の私自身、高度成長期に幼少期を過ごし、子供とともに団地に暮らした経験があり、親族のために団地を購入し売却するなど、団地に馴染みがあり、不動産屋としても興味があって読んでみました。

私も今回の記事まで「団地ともお」の存在をしりませんでしたので、まずはご紹介を。

「団地ともお(だんちともお)」とは、架空の団地「枝島団地」とその周辺地域を舞台とした物語、「ビッグコミックスピリッツ」にて連載中の漫画で、昨年よりNHK総合テレビでもアニメが放送中。連載は10年を超える。とあるマンモス団地の29号棟に母と姉と共に暮らす小学生、木下ともお。父は単身赴任。彼のくだらなくも楽しい日常生活を周りの同級生、少し変わった大人たちを交えてときにギャグたっぷりに、時にはシュールに、時にはせつなさ、哀愁を漂わせながら描く。なお、各話のエピソード名には必ず語尾に「ともお」と付く。Wikipediaより
NHKで放送しているほどですから、クレヨンしんちゃんほどの過激さはないでしょうが、ちびまるこちゃん、サザエさん系統の漫画、アニメと推察しました。

日本経済新聞の記事では、この漫画を通し団地で暮らした経験から、現代でも生かせる暮らし方、考え方を提言しています。以下に要約。

■住民全員が「家族」だった時代

団地は各部屋がふすまで仕切られているだけです。当然、プライバシーはありませんでした。思春期には苦痛に感じましたが、今思えば、逆に良い面の方が多かったような気がします。今の住宅は部屋ごとに鍵が設置されるなどして引きこもりが問題となっていますが、団地では家族が嫌でも密接にならざるを得ず、引きこもるのが難しいですから。

幸いにして読者の支持を受けたのは団地の懐かしさだけではなく、団地住民の親密な関係への憧れもあるのではないかと思います。団地は住民全員が好むと好まざるとに関わらず、ある種強制的に近所付き合いをせざるを得ないというところが魅力。何となくみんな顔を知っていました。悪さをすれば、怒ってくれるおじさんがいて、夕食をお裾分けしてくれるおばさんもいました。

人間は支え合ってこそ輝くのだと思います。作品の小学4年の主人公、「ともお」も団地の多くの人々に助けられて生きています。現代社会は単身世帯が急増し、団地住民の高齢化も懸念されています。若年層を中心に近所付き合いを面倒に思うなど、人間関係の希薄さが指摘される時代ですが、実はみんな閉鎖的な環境に苦しんでいるのではないでしょうか。高度成長期の団地には現代を生きるヒントが隠されているような気がします。

日本経済新聞(12/30)~「団地ともお」に見る「現代を生きるヒント」~
これを読んで、ツイッターやfacebook、LINEなどのSNSを利用し常に繋がっていることが当たり前になり、シェアハウスが流行っている世相を見て、形は違えど、今も昔と変わらないじゃないと感じた。

公開中のインターステラーという映画で、移住先の星を探すために旅立った科学者が「孤独に疲れた」という言葉が印象的だった。

会社でも社内運動会などが復活し、マンションでも住民内交流が盛んになってきたのは、平成に入ってからの個人情報だ、プライバシーだと意識されすぎたことの揺り戻しかもしれない。

補足ですが、同日の日本経済新聞に「自宅担保に老後資金融資、マンションも対象 みずほ」という記事が掲載されました。

老後資金として注目されるリバースモーゲージ(自宅を担保にして老後資金を借り、死後に売却して清算)。今までは土地重視でマンションは対象外であったが、今後はマンションにも拡がればと期待したが、記事を読むと条件がかなり厳しく、結局、都心の富裕層だけが対象で、郊外の一般的な家庭では使いづらい。



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