住宅購入アドバイザー雑記:ちょうどいい「とかいなか」(14.11.18)

少子高齢化、生産人口の減少により、近い将来の年金支給額は現行より40%減少する見込みらしい。現在進行形でも、家賃(帰属家賃)を除いた物価は4%上昇し、年金支給額は0.5%減少した模様で、生活費としては実質約5%も削減する必要が生じた。

アベノミクスによる株高、円安により、富める人(会社)はより大きく豊かになり、貧しい人(会社)はより厳しい状況が加速した。経済のパイは大きくなったのかもしれないが、大きくなった分以上に富裕層へと集まっただけである。

うわさでは「第二六本木ヒルズ」の計画も進行しているらしく、山手線の内側はバブル期のように今後も活況を示していくのだろう。その一方で、「地方消滅(中公新書)」が話題になったように、地方では高齢者も含めて人口が減少し消滅の危機に瀕している自治体もある。

今日、予測通りなら衆議院が解散となり12月に選挙が行われることが発表されるが、政治生命と地位、権力争い、自身が潤うことしか考えていない政治に任せていても、良い方向へ進むとは思えず、自己防衛するしかない。※富裕層にとっては良い方向へ進む。

お金が人生のすべてでもなく、お金があれば必ず幸せとは限らないが、生活していくにはある程度のお金は必要になる。

老後になって、収入を増やしていく方向を考えるのは難しい。老後も働くこととしても、さまざまな状況などにより限界はあり、あとは老後資金の貯蓄をより一層行っておくことくらいである。

どこまで長生きするか分からない、どのような病気になるのか分からないなか、よほどの余裕をもてない限り、貯蓄の取り崩しも慎重に行われる。

そうすると、支出を減らす方向を考えなければならない。楽しみがまったくなしというのは辛いし、節約するにも限界はあるが、常に無駄遣いしないように心がけておくことが大事。

私が苦しむダイエットにも通じることだが、余計な出費をしない(甘いものを食べない)ことよりも、基礎消費・生活費を節約する(基礎代謝を上げる)ことのほうが効果があると言われる。

基礎的な生活費は三大出費とも言われる「衣・食・住」。理想論として老後になってもいつまでも若々しいとあるが、老後なので衣はある程度減らせる。美食、健康のため質にはこだわる必要もあるが、若いときほど食べる量は多くない。

残るは住宅となり、この支出をどこまで抑えることができるかが老後の生活を左右する肝になる。家賃でも返済でも、年金生活に入ってからも支払いが続くと辛い。働く年齢が延びたとしても、その分は老後資金の貯蓄へ回したい。

住宅そのものの出費として修繕費(マンションなら管理費も)や固定資産税が必要となる。修繕費は必要な時期がきてから考えても節約するのは難しいもので、購入時から考えておきたい。

また、近年は通信光熱費の出費がかさむようになってきた。通信費の節約は各自で考えていただくとして、光熱費の節約は断熱性能が高くすることや消費熱量が少ない設備にするなど、住宅に関連している。

子供が巣立った後、土地・建物の広さを持て余しているようであれば、減築をする、住み替えるという選択肢もある。

暮らしてみたい場所のトップに立つことが多い「吉祥寺」も、商業施設がますます充実してきている「立川」周辺に人を奪われてきつつあるらしい。立川を代表とするエリアを、都会(とかい)と田舎(いなか)を足した造語として「とかいなか」と呼ばれ、今注目されている。

富裕層が多い地域(都心)は物価が高い。地方は生活サービス面でも不安がある。大型商業施設が乱立して価格競争が激しく物価が安いなど、この両方の弱点を補い、暮らすのにちょうどいい。

通信販売の発展により物流系が活況となり「とかいなか」は距離的にちょうどよく、ここで働く人や落ちるお金で地域経済も好況になる。今流行りのアウトレットも「とかいなか」エリアに多い。

中途半端で特徴もないともいえる「とかいなか」だが、逆に、なんでもそこそこというのがいいのかもしれない。

※「とかいなか」のエリアは、内側を外環道、中心を国道16号、外側を圏央道としてできるドーナツ部分、東から木更津、成田、柏、つくば、越谷、春日部、川越、所沢、立川、八王子、相模原、町田、厚木、藤沢、などが代表的な地域。



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