住宅購入アドバイザー雑記:住宅購入にも時代の流れ(13.09.19)

9月17日の火曜日・夜、不動産住宅市場が好況なことを示すかのように、テレビ放送で住宅購入のことが取り上げられていた。

TV東京(私は12chと言った方がしっくりくる)のガイアの夜明けでは、「"中古"で実現!自分好みのマイホーム」と題し、中古住宅が改めて見直されている現状を特集した。

クルマ離れ、リサイクルなど、高度成長期やバブル期世代とは違った現代世代の特徴そのものに、住宅購入でも時代の変化が起こっている。

以前は、新築が高くて手が届かないから中古で妥協するという消極的な理由が多かったが、現在は、あえて中古住宅を目指す人も増え、業界でもそれに目を付けたビジネスを展開する会社が増えた。

放送では、中古住宅の販売に目を付けた2社を取り上げ、ビジネス展開を軸に購入者の動向や意向などを探っている。

現場を知る業界人が見れば、特に目新しいものではなく、2社の宣伝を(広告ではなく)番組という形でしているのかなと思うくらいであったが、そのような状況になっているんだよ、こういう考えもあるんだよ、と世に知らしめる効果はあったと思う。

また、中古住宅をあえて目指す背景には、建物よりも立地(時間)を重視する意識が高くなっている消費者動向がある。立地がいい場所では土地はまだしも、マンションを新築する土地は少なく、立地を重視したら選択肢が中古しかない。

高額な予算設定をすれば、物件もあるのかもしれないが、時間と同じようにお金も大事にする(家にお金をかけるのを節約)傾向にもある。物欲よりも違う部分に人生の充実を感じ、有意義に過ごそうという思いか。

同日の夜、NHK教育テレビ(今はEテレって言うんでした)のオイコノミアでは、「やっぱり欲しい、マイホーム!?」と題して、住宅購入の基礎の基礎をやさしく解説していた。さすが教育テレビ。

この番組では、ガイアの夜明けとは逆に、「瞬間蒸発」と呼ばれるほど過熱している都心の新築マンションを題材に取り上げていた。

2LDKが6,000万円台”より”、3LDKが8,000万円台”より”という、千葉県では考えられないような価格設定でも、飛ぶように売れているらしい。※そういうマンションを選んだとも。※千葉県なら土地から注文住宅の予算帯。

放送の目的は、不動産住宅市場の解説ではなく、購入にあたっての初心者教室であるため、物件のことより購入する人にスポットをあてている。

住宅ローンを組む時、変動金利がいいのか、固定金利がいいのか。頭金はどの程度必要か。災害リスクに備えるためにはどうしたらいいのか。このようなことをやさしく解説していた。

住宅ローンの仕組みを説明する際、被災者の二重ローン問題や日本とアメリカの住宅ローンの違い(ノンリコースローン、リコースローン)など、高度で重たい問題を取り上げていたのは、さすがNHK。

どちらの番組でも共通していた、物件そのものより、暮らす人の人生を軸にした視点は好感を持て、時代が変わってきたのが実感された。

現場では、消費者の方も業界人も、すべてがこのようになったわけではないが、今回のような傾向が表れたのは吉兆だと思う。



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