住宅購入アドバイザー雑記:不動産売買の諸費用が軽減できれば(13.08.10)

今頃と言われるかもしれませんが、”シェアハウス”が世間に認知され、家賃(地価)が高い都心を中心にじわじわ広がっている。

シェアハウスとは、自室と共同利用できる共有スペースを持った賃貸住宅で、共有スペースには、キッチン・浴室・トイレなどの水まわりと入居者同士が交流出来るリビング(ラウンジ)などがある。

震災時で再認識された”絆”という非常時の助け合いと同様、日常的に人とのつながりを求める社会の深層心理が大きく影響し、家賃負担の軽減以上にコミュニティというソフト面で支持されている。

分譲マンションでも、隣に住んでいる人を知らないという近代的、都会的な部分から、昭和・田舎のような近所付き合いを求める人が増加し、コミュニティを積極的に図る管理組合が増えてきた。

分譲マンションは元々、ハード面でエントランスから廊下などの必須である共有部分があり、さらに、近年の建物では付加である共有施設も充実し、そこにソフト面が備わってきたものである。

ただし、家族構成、年齢、育ってきた環境や価値観、勤務体系などから、生活スタイルは個々の世帯により異なる部分も大きい。

ハード面でも、共有施設が増加すると、維持管理の手間と費用、ルールと運用、トラブルなどもあり、ソフト面、ハード面共に、それぞれに良し悪しがある。

どちらの方向が正しい、間違っているというものではなく、自分たちに合っているかどうか。無理に合わせようとすれば疲れるだけである。

シェアなにがし、というのは住宅だけではなく、クルマにも広がっている。都心への居住はクルマの維持費負担が重く、公共交通、生活利便性も高いことから、クルマの所有に拘らないという流れを生んだ。

費用負担の軽減ではシェアハウスと重なる部分がある。その一方、近年、ベンツ、BMWなどの高級外国車が日常的に走っていても驚かないようになった。

新車価格、維持費がどの程度かかるのか、経験がない私には分からないが、なになにを所有したい、乗ってみたいという欲も、お金という合理的な発想だけでは棄てられない。

旅行に行くたびに、仕事柄からどうしても、ここで暮らしてみるとどうなるのかシミュレーションしてしまう。

家賃や住宅価格はどの程度か、気候、食事、風土、生活利便性、自分の生活スタイルと地域性の相性などを考え、現実的に心配なのは仕事があるか、収入が不足ないか。どこでもではないが、ここに住んでみたいなと思うことは多い。

収入のことを考えると、旅行に行く範囲と同じような住み替えは難しく、現実的には関東圏で暮らしてみたいという地域で住み替え、街を味わうまでになるのか。

それでも住み替えることにより新鮮味を味わえるのは、乗ってみたいと思うクルマの乗り換えと同じ。

そのためには、中古車市場と同じように住み替えしやすいような不動産流通の仕組みが必要であり、そのネックになるのか不動産取引の諸費用負担である。

流通の仕組みと費用負担の軽減が図れれば、中古住宅を資産価値として見れることにもつながる。ただし、価値が評価されるような立地、建物であるという基本的な条件は必要となる。



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