住宅購入アドバイザー雑記:優柔不断でもいいじゃないか。(12.07.29)

優柔不断は、成功の第一要素とも言われる。なぜなら、決断して前に進むことは、なにかしらのリスクが生じることになり、失敗する可能性が出るから。決断しなければ、失敗することはない。

【優柔不断】ぐずぐずして物事の決断のにぶいこと。辞書を引くとこのようなことが書いてあり、マイナスのイメージがある言葉。すばやい決断が好ましく思われるが、あくまでも結果を見たうえで判断される。

▼東京、神奈川、大阪、愛知など、有力校がひしめく地域で、夏の高校野球地方大会の決勝が行われた。高校野球の定番に、バント、スクイズという作戦がある。

監督がカウントを見ながら決めようと考えている間に、打者が手を出してしまうことがある。ヒットになって結果オーライのときもあれば、ダブルプレーでチャンスが潰えることもある。

スクイズも、成功すれば決断したことが褒められ、失敗すれば決断したことが責められる。どうしようか躊躇した結果、いい方に転がれば、優柔不断だったことが幸いする。監督は、優柔不断だったとは言わないだろうが。

▼決められない政治、近年、言われ続けたフレーズから脱却しようと、わが選挙区から選出された野田総理は、消費税増税、原子力発電再稼働へと邁進している。

決めたことは、あくまでも通過点であり、その後の結果、歴史が、野田総理の決断を評価する。決めたことがよかったのか、決められないことがよかったのか、現時点ではわからない。

▼住宅購入も、優柔不断で決めない、決められないことが幸いすることがある。

購入した場合、買った土地や建物に不具合が生じて面倒があるかもしれない。住宅ローンの返済計画が、収入の変化、金利の変化などにより狂いが生じるかもしれない。

さまざまな事情で、売却することになることもある。不動産価格が下落し、住宅ローンの残高を下回って自己資金の拠出が必要であったり、購入時の自己資金が取り戻せないこともある。

▼不動産には同じものがなく、すべてに特徴がある。欠点ではなく特徴がある。不動産を構成するさまざま特徴は、見る人に、満足される点も、不満に思わせる点も与える。すべてに満足というのは稀である。

その貴重な物件に巡り合うまで、優柔不断を発し、決断しないという手もある。住宅の購入は、必ずしも人生必須の項目ではないのだから慌てることはない。

▼人生を歩んでいくうえで、リスクなしで安全地帯を歩いていくのは難しい。進学、就職、結婚、子育てなど、人生の岐路でなにかしらの選択をする場合、ノーリスクはありえない。

買った人に起こるリスクは、買わなければ起こらない。明るい未来をイメージしづらいこの社会、買えなかったことが幸いする可能性も高い。

ただし、買わない(賃貸派)決断にも、リスクはあることは認識しておきたい。いづれにしろ、決断すれば、リスクは生まれる。私のように、打席に立てない補欠が幸せなのかもしれない。



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