不動産ニュース考察:博多駅前2丁目交差点付近の道路陥没事故から学ぶ?!インスペクションの重要性!(16.11.19)

平成28年11月8日、福岡市博多区のJR博多駅前の道路が縦横およそ30メートルにわたって大規模に陥没しました。

現場では水道やガスなどを仮復旧させる工事が急ピッチで進んでいます。

道路陥没は、地下鉄延伸工事の影響でトンネル内に地下水が流れ込んだことが原因とみられ、インフラの老朽化が進む大都市などでは陥没事故が相次いでおり、専門家は「どこでも起こりうる」と警鐘を鳴らしています。

また、それ以外のインフラであるトンネルや橋梁といったコンクリート構造物を最近、熟練作業員に頼らずに点検する技術の開発が相次いでいますが、経済成長期にできたインフラのすべてを建て替えるのは難しく、適切な維持管理が不可欠と言われています。

ちなみに山口大学の河村圭准教授らは、トンネル内の画像から、ひび割れの位置や長さを特定するシステムを開発したそうです。

専用カメラを車に載せ、時速20~30キロメートルで走りながら天井などを撮影し、ひび割れを抽出する画像処理を人工知能(AI)が助けるようです(実用化は1、2年後を予定)。

コンクリートのひび割れは車の走行時の振動や、温度・湿度の変化、化学作用など様々な理由で生じ、放置すると劣化が進み、事故につながりかねないようです。

5年に1度の点検が必要ですが、現在は作業員による目視やたたいた時の音を調べる点検に頼られています。

最近では複数のセンサーをコンクリート部分に取り付け、微小なひび割れによる微弱な劣化等を判断できるようになってきましたが、まだまだ不安要素はあるようです。

翻って不動産購入のシーンでは最近、『インスペクション』を受診される方が増えてきました。物件の築年数にもよりますが、定期的にインスペクションをしている方は少ないのが実情です。

本来ならば、住宅の所有者が定期的にインスペクションを実施し、問題点や劣化を早期に発見でき、対処しているケースなら良いのですが、日本の住宅はまだまだ定期的にインスペクションをされる方が少ないため、住宅の売買時期を通じて、劣化状況等が判断されています。

今回の博多駅の道路陥没事故もインフラの老朽化でこのような事故に発展しており、住宅部分もインスペクションをサボっていると、気づいたときには大変な事故に発展しかねない事をぜひ、ご認識いただきたいと思います。


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