不動産ニュース考察:災害には対抗ではなく逃げるのみ(15.09.10)

台風が過ぎ去ると、台風一過でウソのような青空になり暑くなる、というのが一般的だが、今回の台風は過ぎ去ったあとも大雨をもたらし、関東各地で被害を出しています。

先日読んだ「東京大洪水」、昨日観た「NHKスペシャル・避難」も、脅かしでもなく、近い将来に迫ってきているのが、今回の台風で実感されました。

どちらにも共通することを列記しますと、
・台風最強地点が北上し日本に近づいている。首都圏にスーパー台風が直撃する日は近い。
・高潮が怖い、5mクラスの高潮が川を遡上し、まるで津波。
・人口増加、過密化が進行している東京では、人命に関わる避難、浸水による経済損失と生活困窮で多大な被害が出る。
・最大風速85m、屋根が飛び、身近なものが凶器となって人を襲う。
・荒川と江戸川に挟まれた「江戸川区、足立区、葛飾区」の全域が浸水被害に遭う。堤防決壊二時間で浸水、180万人のうち20万人が命の危険にさらされる。
・避難行動の遅さ、楽観的考えが被害を拡大させる。ギリギリになって慌てて避難が開始され、北千住駅、千住大橋、新小岩駅など、駅や道路がパニックとなり大混乱となる。
・ゼロメートル地帯は2週間は水が引かない、救援も困難となる。天気がいいときから早めに行動を始めることができるか、24時間前から行動開始できるかが明暗を分ける。
・ただし、避難する場所があるのか、どこに逃げればいいのか、という現実的な問題も残る。

地震のときにも液状化のリスクがある埋め立て地で、5000万円を超える不動産を購入することはいかがなものかと思っていましたが、今回の水害に関しても、明らかにリスクがある地域で不動産を購入することは考えさせられます。

今回の大雨では、ゼロメートル地帯に限らず、千葉県内でも各所で避難勧告・避難指示が出ております。

このような地域は、周辺よりも低い、水が集まってくる、水の逃げ道がない、などという特徴があり、暮らす場所として考える際、現地を見ると容易に判別できるものです。

水害の被害リスクが高い地域は土砂災害のリスクも持ち合わせているケースがあります。

地球の歴史や規模から考えれば、自然災害を人が科学技術や力でねじ伏せることはできません。被害を予測し逃げること、逃げた後に生き延びることを考えるのみです。

その際、経済的な面で余力があるかどうかは大きな分かれ目となります。

こんなことを書くのは怖いですが、明らかにリスクがある所は買わないという判断までしてもいいかもしれません。価値がなくなるだけではなく、負担として残ることさえあります。



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