不動産ニュース考察:再増税目前で不安感がピークに(14.10.25)

長期金利の低下が一層強まっている。10月24日の長期金利(新発10年物国債)は、一時は0.460%まで下がり、0.470%で終えた。

今年の前半は0.6%を下回ることがたびたびあり、そのたびにすごい低金利だな、いつまで続くかな、そのうち上がるだろう、と思っていたが、今年後半に入ると0.5%台で推移するようになり、10月に入ってとうとう0.5%も切るようになった。

金融市場の現場を知らないので実際はどうかわからないが、金融機関ではマイナス金利でも国債を買っているらしい。

※マイナス金利とは、預金者が預けた先に利息を支払う(通常は貰う)ような状態。お金を支払うから預かってくれ、お金を支払うから国債を所有させてくれ、ということ。

なぜ、利息を支払ってまで国債を買うのか。それは、後々、日銀が買ってくれるから。※日銀は市場から国債を購入する金額を増額した。

長期金利(国債の金額)は、株式市場や海外の影響を受けるため、単純なものではなく、素人には到底理解できるものではないが、なんとなく違和感、異常な状態であるように感じる。

今年の春、消費税が増税された。

国債を大量に発行している赤字体質の財政再建をするため、厳しい財政状況の中で益々増大する社会福祉費用に対応するため、ということで消費税の増税が行われた。

その結果、日本経済は低迷することとなり、それを口実に公共工事だ、大企業限定の法人税減税だ(中小企業は増税)と財政支出をして、結局、国民から税金を取り、政治家に近い関連先へお金を撒いているだけではないのか。株式市場だけは堅調だが、それも資産家、高所得者への還元となる。

増税分は社会福祉関連に使うという約束だが、その減った分の通常予算を他の使途に回してしまっては、増税した意味はまったくないと思う。

さらに増税分以上に景気対策としてお金を撒くために、さらなる国債を発行することになる。その担保となるのが日銀による国債の買い入れである。

このような状態がいつまで続くのか、特に波乱もなくこの先の未来はあるのか、怖くて深く考えることを避けてしまいたいが、自然に不安を抱いてしまう。

毎週末、行楽地の賑わい、商業施設の混雑を見ていると、大丈夫なのかなという根拠ない安心を感じる一方、大きな夢や明るい将来を抱けないため、身近で小さな幸せを追求しているのかとも思う。

このような不安心理が根底にくすぶり、消費税の再増税があるかもという間近に迫った不安があれば、住宅を購入しようとする人も減少気味になる。

この状況を逆手にとり、低迷しているからこそ買う(安く買えるかも)、金利が低いから買う(返済の軽減)、インフレがあるかもしれないから買う(資産維持)、という人もいるかもしれないが、不安で様子見という人が多数を占める。

消費税の再増税をして、さらなる不公平なお金の再分配を行うのか、年内にははっきりすると言われている。

進むも地獄、退くも地獄と言われ、どちらになるのか、人によって意見はさまざまだが、いずれにせよ、再増税の可否をはっきりしてもらったほうが、不動産市場の動きもはっきりする。



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