不動産ニュース考察:タウンセキュリティー(06.10.17)

先日、つくばエクスプレス・流山おおたかの森駅近くにある 流山市水道局に所要があって行ってきました。 相変わらず、区画整理は進んでいる様子もなく、いまだ原野のような状態ですが、 駅前では、高島屋SCも形が見えてきております。

この流山おおたかの森駅近くで、オリックスが中心となり、 大規模マンションが販売されております。 このマンションは、注目のつくばエクスプレスであること、 同沿線に競合が少ないこと、都心への利便性などから、 高価格にも関わらず売れ行きは良いらしいです。

そのマンションの横に、同じ事業体で分譲される一戸建てがあり、 駅前通りにあるこの分譲住宅の看板を見て、 あまりの高価格にビックリしてしまいました。

不動産広告は、一番安い価格を「・・・・万円より」などと大きく表示するのが常で、 この看板でも同様。その一番安い価格が目に飛び込んできたのですが、 その価格がなんと6,380万円!

後で詳しく調べてみると、最多価格帯が7,200万円台とのこと。

この予算があれば、近くの柏市中心部で土地を購入し、 一流のハウスメーカーで注文住宅を建てることができます。

さて、今回の記事でお伝えしたかったのは、この分譲住宅やマンションが 高いとか良いとかの物件批評ではなく、この看板に記載されていた “夜間巡回警備”についてです。

お客さまから治安の良い場所をと希望されることもあります。 私の住んでいる地域は、閑静な住宅地で、治安の良いと言われるような場所なのですが、 私自身も車上荒らしの被害にあったように、この地域は治安が良いと言い切れる場所が ほとんどなくなってきています。※治安が悪いという場所も住宅地では極僅かです。

今まで、治安と言われる部分は、地域の自然な流れに左右されていましたが、 これからは、この治安に関して、街や地域ぐるみで積極的に取り組み、 流れを良い方向へコントロールしていくのが当たり前になってくるかもしれません。

この取り組みなどが、地域の評価=不動産の評価にも反映されていくことになり、 その走りが今回ご紹介した夜間巡回警備なのかもしれません。

これからは、一戸建てや街・地域にも、マンションのように“管理”という部分が 強くなってくると思われます。ほとんどの地域には、自治会や町会があるので、 会費を値上げし、発展的に対応していくことが可能。

今まで、自治会や町会に顔を出すことなくお任せという立場の方も多かったと思いますが、 自分たちのためにも、資産性を維持するためにも、積極的に参加することをお勧めします。

さらに、このことを考えていながら、商売人としての立場で、マンション管理会社が 一戸建てや地域の管理に業務を拡大したり、警備会社などが地域やマンションの 管理分野に進出してくるのかなと思っていたら、今朝の日本経済新聞に 「住宅街の丸ごと警備」という記事が掲載されました。

やはり、賢い人はとっくに考えていたようです。

≪日本経済新聞記事概要≫

警備大手が街単位で防犯に備える「タウンセキュリティー」の普及に取り組んでいる。

最大手のセコムは、新築分譲住宅団地の入口にゲートを設ける警備システムの提供を始めた。 (マンションのオートロックのような感じです)

総合警備保障は、警備員を常駐させたり、巡回などで不審者の侵入に目を光らせる。

この他にも、JR東日本系のセントラル警備や東急電鉄系の東急セキュリティーでも、 防犯カメラや巡回警備などの取り組みを始めた。

引用元:日本経済新聞

千葉市にある“ハンドレッズヒルズ?千葉リーヒルズ?”では、住宅街の入口にゲートがあり、 警備員?を常駐させる取り組みを以前からしていましたが、いわゆるお金持ちが住んでいる 地域だけではなく、現状の事件発生状況や子供を守る意識から、一般的な地域でも、 採用されていくケースが増えてくると思われます。

地域の安全は行政がという意見もあるでしょうが、税金で行うには地域全体を平等にする 必要があり、現実的は無理でしょう。やはり地域ぐるみで行う必要があり、 この程度のことはあっても良いと思います。

ちなみに、最初に紹介しました分譲地では、自治会費≒管理費は月6,000円弱程度です。 この費用には、街並みの維持(掃除やメンテ)の費用も含まれていたと思います。

この費用を高いと見るか、必要経費であり惜しくないと見るかは、人それぞれでしょうが、 このことからも地域の二極化には影響し、資産・地価にも影響を与えると思われます。



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