不動産ニュース考察:つくばエクスプレス開業1年(06.08.23)

8月24日で開業1年を迎えたつくばエクスプレス(TX)。 日本経済新聞をはじめとした主要新聞、ワールドビジネスサテライトなどの TVやニュースでも、開業して1年経った現状を取り上げられることが多くありました。

各ニュースの内容を簡単にまとめながら、私見を少しお伝えします。

柏の葉キャンパス駅前の“ららぽーと柏の葉”や流山おおたかの森駅前の “高島屋系SC”など、商業施設のオープンも間近に迫り、 街に活気と賑やかさが生まれるのが見えてきている。

ららぽーと柏の葉→東急ストア、シネコン、スポーツクラブなど 高島屋系SC→高島屋、イトーヨーカドー、ロフト、紀伊国屋書店など

茨城県内の沿線での住宅地開発も進み、順調に販売が進んでいる。 千葉県内では、区画整理事業の進捗状況は遅れており、このままの流れで行くと、 人口減、少子化、金利上昇、税制などの変化から、 厳しい販売になることも危惧されている。

茨城県内を購入した世帯では、近くに家庭菜園があるにも関わらず、 通勤時間も短くなって、充実した生活を満喫しているケースなども。 これらのような生活を“つくばスタイル”として、県や都市再生機構はアピールしている。

TXは、当初予想していた乗客数を上回り、順調な滑り出し。 しかし、借入金の返済などから、財務状況が良いわけではなく、 各自治体や関係先から出ている延伸や増発などの運行への要望実現は難しい。

TX開発は、首都圏最後と言われるほどの規模で行われており、 今後開発が進むにあたり、沿線以外の地域への影響も出てくる。

生活する人口も商業施設を求めてくる人口も多くなるということは、 当然、他の地域から人口を奪うことになる。これはTX内でも同様のことが言え、 現在は千葉県内の開発が遅れていることから茨城県内沿線で住まいを購入するケースも多いが、 今後、千葉県内での供給が増加すると、茨城県内では苦しくなる。

また、平行して走る常磐線にも同様のことが言え、大きく考えても、 都心から同程度の時間や距離にある地域も、TX沿線に需要を奪われていく。

現在、TXが開通したものの、商業施設などの生活や不動産の供給状況が悪いことから、 なかなか市場として成り立たず、需要側に飢餓感が起こり、 沿線ではちょっと異常なくらいの地価上昇をしています。

今後、社会情勢と沿線での宅地開発が進むことにより、地価も落ち着き、 良好な宅地や住まいが供給されていくことでしょう。 この影響で、他沿線や現在売り出されているTX沿線も 落ち着きを取り戻してくると思われます。

どちらにしろ、購入する側にとって良い方向になりますので、 同沿線で購入をお考えの方は、あせらずに。しかし、3年から5年程度先になります。



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