不動産ニュース考察:2006年公示地価(06.03.24)

昨日、国土交通省から2006年の公示地価が発表されました。 三大都市圏の商業地が上昇に転じたのを始め、東京都では住宅地も上昇など、 不動産投資や都心回帰などから、大都市圏では地価の下げ止まりから 地価上昇に転じたのは、各報道の通りです。

千葉県(首都圏)で不動産業務の現場にいる感触でも、 地価の値下がりから値上がりに転じたのは実感しています。 これまでは、利便性が良い・環境が良いが地価安定、 それ以外が下げ止まりであったのが、現在は、利便性が良い・ 環境が良いが値上がり、それ以外が地価安定と、 総じて値上がり局面の様相を示しています。

この地価上昇傾向に、金利の先高感、消費税率アップなども加わり、 この先に買いづらくなる要素が控えていることから、 早めに住宅購入へ動いている方も多いと思います。

しかし、この地価上昇傾向は、これから先も続くかは疑問で、 購入環境や経済情勢などの影響で、上がり下がりを繰り返す、 株式相場と同じような市場になると思われます。

購入環境が悪くなれば、地価の上昇も止まり下がることも予想されますので、 地価、金利、税制などの社会状況から購入を判断するのではなく、 ご自身・ご家族の状況や計画から購入時期を考える方が正解です。

もし今、購入するタイミングであり、資産価値としても考えるなら、 地価が高く評価されている場所を選択するのが、 何かの時のために良いかもしれません。

ただ自宅としてだけ考えるなら、あまり「地名」や「地域」に囚われず、 この地価・資産よりももっと大切な住まい・生活そのものを 考えてみることが大事です。

各報道は、この地価上昇の公示地価結果をデフレ脱却・経済繁栄という 好意的な内容になっていますが、私個人は逆に暗く受け止めています。

確かに企業や富裕層にとっては良いのかもしれませんが、 個人には住宅が買いづらくなる・住まいそのもののクオリティが落ちる・ 住居費が高くなり家計に負担がくる・経済情勢が悪化した時に家計へ 致命的な影響が出るなど、あまり良いことがない。

商業地などは良いですが、住宅地は所得などとの比較から、 果たしてこの地価が良いのか疑問です。地価上昇は土地の力を強め、 その分だけ、建物や不動産会社の悪さを隠してしまいますから。

最後に私が気に止めた公示地価データをお知らせします。

・利便性と環境から、浦安市、市川市、美浜区の住宅地で上昇
・つくばエクスプレスの影響で、流山市、守谷市の住宅地で上昇
・千葉県北西部での上昇地点は前年比4倍の226地点
・同じエリア(例船橋)でも10%近い下落率の地点もある

公示地価は過去追いの部分があるため、 現在の市場傾向はさらに拍車がかかっていると思われます。



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