不動産市場と動向:より良い条件で、売る・買う(15.11.28)

不動産の取引において、客観的にはどちらも結果は変わらない、というものでも、主観的な感覚で成否が左右されることがあります。

昨日、今日と、雲一つない絶好の行楽日和、天高く馬肥える秋の青空が広がり、気持ちいい天気です。今日のような日に不動産を見学した場合と、冷たい雨が降りどんよりとした日では、見学した不動産の印象は変わります。

当然、爽やかな日に見学した場合の方が購入を決めやすくなります。天候がどうであっても、不動産そのものは変わらないのに、天候によって判断は左右されます。

これと同じように、居住中と空室、暮らしていた時のままの状態とリフォーム済み、古家有の売地と更地など、不動産の根本は変わらなくても、状態、状況により、売れ行きは変わります。

居住中の状態で売り出されていても、取引の際には、引越しをして、残置物はなくなると分かってはいます。それでも、隅々まで状態が目に見えるという安心感と、見学の際に気楽に長時間滞在ができる(長く居ると馴染んでくる)ということが影響しています。

暮らしていた状態のままで2,000万円、購入後に200万円のリフォームで総額2,200万円の場合と、リフォーム済みで2,200万円の場合では、最終的な金額は変わらなくても、リフォーム済み物件の方が売れやすくなります。

現状で買って、買主の好きなようにリフォームした方がいいようにも思えますが、現状のままだと前の人の暮らしぶりを感じてしまう。それよりも、前の方の匂いを消えている方が、新しく買う方には受け入れてもらいやすい。

売地の場合も、古家有で2,000万円、解体費用200万円、更地換算で2,200万円の場合と、最初から更地になっていて2,200万円の場合では、最終的な金額は変わらなくても、更地の方が売れやすくなります。

建物を壊して更地になった状態を確認できる方が安心できる、更地の方が広く感じる、古家のイメージ(たいがいは悪い方)を引きずってしまう、ということが影響していると思われます。

今まで売却のお手伝いをしていて、空室になったらすぐ売れた、少し手直しをしたらすぐ売れた、更地にしたらすぐ売れた、というケースは多々ございました。

日本の社会では、鉄道は秒単位で動き、クルマや電化製品の精度は高く、食品の衛生管理は徹底され、多種多様なサービスが展開されています。

このような社会で過ごしている方が、不動産を買う時だけ、暮らしたままの状態(現況のまま)、古家があるから買主側で解体、などの取り引き条件は受け入れずらくなります。(取引としての問題ではなく、売れやすさの問題)

売却をお考えの方は、不動産会社と相談して、売却するに際して、より売りやすくするための手立てがないか検討してみてはいかがでしょうか。(より高く売れるとまでは厳しいかもしれませんが)

また、購入する方から見た場合、売れづらくなっている状態の方が、より良い条件で買える可能性があるとも言えます。印象だけで判断することなく、客観的に分析してみて、割安な物件を掘り出してみてはいかがでしょうか。(あまりにも安いと判断できるものは業者が買ってしまうので残っておりません、少し安いかなまでです)



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