不動産市場と動向:千葉県(東葛)の不動産市場動向~業者編~(14.02.08)

平成23年3月の東日本大震災が発生した後の千葉県の不動産市場動向を探るため、公社)千葉県不動産鑑定士協会では、県内の不動産業者を対象に、不動産市場についてのアンケートを行っており、第4回の調査結果報告書が届いた。

「第4回千葉県不動産市場動向に関するアンケート調査結果(平成25年10月1日調査)」の概要、注目すべき点は以下のとおりです。(柏、松戸の東葛エリアを対象に抜粋)

・政権交代後の景気回復過程の恩恵を受け不動産市場にも明るさが見えてきており、下落傾向は継続しつつも縮小してきている。

・常磐線沿線エリアでは、住宅地、商業地のいずれも相当の改善傾向に推移しつつあり、震災以前の状態に戻りつつある結果と考えられる。

以下、アンケート結果抜粋

・増税前の駆け込みは感じられ活況を示したが、先行きに関しては、需要の先食い(反動)、コストアップ(税制、価格上昇)、所得の伸びが見られていない、ことなどから悲観的に考えられている。

・政権交代による期待感により需要増はあったものの、実態が伴っていないため、短期的な影響に留まり、長期的には下落基調であることは変わらない。

・金融緩和による金利の低下(低水準の維持)と貸し出しのゆるさは、購買意欲を促進し需要を支えている。将来の金利上昇気配も早期購入へと導いている。

・賃貸需要(退去の増加)は減少しており、投資物件の供給が続くことから、賃料下落は避けられない。投資物件に関しての融資は厳しく感じる。

・耐震基準など、築年数や構造への意識が高まり、良質な物件は動きが早いものの、耐震基準不適合(築年数による一律の判断含む)など、安心面での不安や対策への費用が高い物件は見送られ気味である。

・地盤の良否は購入の強い判断基準となっている。地盤の強い地域(台地面)への注目度は高い。

・比較的安い価格帯の売れ行きは良い。土地やマンションなら1,000万円台、中古住宅は2,000万円台が動いている。特に中古マンションの取引が急激に増加した。

・環境が整ったところは、駅から離れていても動きがある。

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個々の回答を見ていると、悲観的に見ている人が7割、好意的に見ている人が3割といったところでしょうか。

短期的には良し、長期的には懐疑的というのが全体像です。なお、回答する不動産業者と回答しない不動産業者とでは、根本的な考え方や意識が違うため、このような割合になるとも言えます。(悲観的な意識の方ほど回答する傾向)



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