不動産市場と動向:地価は下落から横ばい・上昇へ(12.06.05)

国土交通省は、平成24年第1四半期地価LOOKレポート(24.1.1~24.4.1)を発表した。主要都市の150地区のうち、上昇22地区、横ばい80地区、下落48地区。

このレポートを発表された時系列に並べ、変動率の多い順・次に多い順を色分けした表を眺めると一目瞭然。平成20年第四四半期と平成21年第一四半期が、地価の底で、その後、徐々に地価が回復しているのが分かる。

千葉県北西部に目を移し、その中でも、住宅購入の指標となりそうな地点は「柏の葉地区(住宅区分)」。総合評価は、0~3%の下落。

同地区の鑑定評価員のコメントを次の通り。

「震災後の放射線量増加による取得需要が減退した影響により、現在も回復には至らず地価動向は引き続き下落している。」

「原発事故の影響が収束に向かえば、地価は底堅さを取り戻すと考えられるが、当面、下落幅は縮小するも、下落傾向は継続すると予想される。」

「当該地区のマンションは供給過多により、取引価格は下落し、現在も回復の兆しは見られない。賃料水準は横ばいで推移しているため、取引利回りは上昇している。」

地元不動産関係者のコメントは次の通り。

「低価格帯の建売住宅の売れ行きは好調。需要は、安い物件、高い物件の二極化し、中間層の動きが鈍い。」

「新築マンションは販売が長期化している。価格が高額なことに加え、供給過剰。その一方で中古マンションの売れ行き、取引価格は堅調に推移している。」

引用元:主要都市の高度利用地地価動向報告

TX柏の葉キャンパス駅周辺は、駅周辺のマンションエリアのみ開発が進み、周辺の戸建エリアは開発が遅れている。放射線量の影響も確かにあると思われるが、それ以上に、街の姿が見えてこないことが大きいのではないか。

リーマンショック前の水準は厳しいとしても、震災前の水準までは、街づくりが進むにつれ、取り戻されると思われる。そのくらいの根強い柏の葉エリア需要はある。

その代り、人口減少時代の基本的な需要減少に伴い、柏の葉エリアに需要を取られた他の地域は厳しいかもしれない。地域ごとの競争力、さらに地域内での競争力、この強弱で、評価は大きく差が出る時代になった。

土地選び、建物選び、地域選び、後々の評価(資産防衛)のために、不動産の見極める目が必要になってきました。社会的な要因が下落傾向のときは、なおさらに。



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