不動産市場と動向:月例速報マーケットウオッチ(09.04.07)

「レインズ」という言葉を聞いたことがあるだろうか。

レインズとは、不動産業者専用の不動産情報データベースで国土交通大臣が指定する東日本不動産流通機構にて運営してされている。現状、レインズはプロのためのものであるが、最新の不動産市況動向などのデータは一般の方でも見ることができる。

インターネットやチラシなどはあくまでも広告であり、不動産業者の意向なども入るため、プロが使うレインズの方が情報量は圧倒している。※基本的には、売却の依頼を受けた不動産会社は法律で定められた期間内にレインズへ情報を登録する義務が課される。このため、レインズを利用しない不動産会社はないとさえ言える。

レインズを運営する東日本不動産流通機構では、この不動産情報を活かして、不動産市場動向や市況などを分析し公表している。そのうちのひとつである“月例速報マーケットウオッチ”を紹介しよう。

≪平成21年02月度・月例速報マーケットウオッチ≫

◆中古戸建住宅の成約件数は2カ月連続で前年を上回る、価格は下落傾向

【中古マンション】首都圏中古マンションの成約件数は2,784件(前年同月比0.5%減)で、5カ月連続で前年を下回っている。成約㎡単価は、首都圏平均で37.81万円(前年同月比6.5%下落、前月比0.05%下落)で前年比では6カ月連続の下落。また、成約平均価格は、2,530万円(同4.2%下落、同2.0%上昇)。成約平均面積は66㎡台に拡大、平均築年数は16.29年。

【中古戸建住宅】首都圏中古戸建住宅の成約件数は868件(前年同月比1.9%増)で、2カ月連続で前年を上回っている。成約平均価格は2,936万円(前年同月比14.2%下落、前月比1.6%下落)で、前年比では12カ月連続の下落。土地面積は首都圏平均で142.32㎡、建物面積は103.71㎡、平均築年数は17.27年。

【新築戸建住宅】首都圏新築戸建住宅の成約件数は、426件(前年同月比29.9%増)で、2カ月連続で前年を上回っている。成約平均価格は3,623万円(前年同月比6.4%下落、前月比0.3%下落)で、前年比では9カ月連続の下落。土地面積は首都圏平均で107.22㎡、建物面積は95.27㎡で、建物面積は前年比で10カ月連続で縮小。

【土地】首都圏土地(面積100~200㎡)の成約件数は、349件(前年同月比21.2%増)で、3カ月連続で前年を上回っている。成約㎡単価は21.47万円(前年同月比9.8%下落、前月比3.1%下落)で、ともに2カ月ぶりに下落。また、成約平均価格は、2,991万円(同12.5%下落、同2.8%下落)。

引用元:東日本不動産流通機構レインズタワー

この平成21年度02月度の月例速報マーケットウオッチを見ると、以下のようなことが分かる。

【中古マンション】では、件数こそ減ってはいるものの、成約単価は1年前よりも下がったが直近では横ばいになった。件数が減少したのは最近注目の“アウトレットマンション”により実質の新築マンション市場が下落し、購入者が流れたのではないか。

【中古住宅】は、パワービルダー系の格安建売よりは、しっかりとした中古住宅の方が良いという需要が反映されたのではないかと思われる。

【新築住宅】は、売れ行きは良いものの価格面では苦戦。建物面積が日々減少しているのは、価格面での対応だと思われる。

【土地】も新築住宅と同様、売行きは悪くないが、地価,単価は低迷している。

ざっとですが、このようなことが読み取れます。これから購入しよう、売却しようとされる方は、このような市場動向などを見て、購入するタイミングや価格などを参考にするとよいのではないでしょうか。ただし、断片的な情報だけに固執すると失敗することもあるのでご注意を。



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