不動産市場と動向:不動産市況悪化時の売却(08.11.11)

不動産市況が下落局面の不動産売却には難しさが伴います。 不動産市況が好調な局面では、よほど相場を逸脱した条件設定をしない限り、 ある程度の期間で売却の目処がつきますが、下落局面の状況下では、 相場や売却のライバルとなりそうな周辺事例を適切に分析し、先手を打つ必要があります。

しかし、売却される方それぞれに、住宅ローンの残債、次の住み替え先の資金など、 個々の事情もあるでしょうから、相場だけを見て売却条件を決めるわけにはいかないと思われます。 ここで大事なことなのは、客観的な事情と主観的な思いや考えを区別することです。

ご自宅の売却の場合、購入した経緯(この物件を選ぶ際に気に入ったところなど)、 暮らし始めてからの思い入れなどの感情が、どうしても入り込んでしまうことは 仕方ないことですし、その思いは分かります。

ただし、その感情的な部分が相場に反映されるかといえば、 必ずしもそうとはならないのも、悲しいながら現実ではあります。 ご自宅の良い面、悪い面を、客観的な特徴としてお伝えすることは大事なことではありますが、 感情的な部分を出しすぎてしまって、もっと高く売れるはずだなど、固執しすぎてしまうと、 不動産市況が先に行ってしまい、さらに相場と乖離することになり、売りづらくなってしまいます。

不動産市況の状況(購入者側の動きなど)を期待値なしで客観的に分析すること。 購入側から見て比較検討しそうな類似物件の状況を知り、 ご自宅と比較して選らばれるためにはどのような売り出しにすればいいかを検討すること。 ご自宅の良し悪しなどを、思いや考えなども含め、客観的な特徴として変換し伝えること。

特に、購入者側は、不動産のこのような情報を 広く深く適切に提供されている物件に対して、好印象を持ちます。 好印象を持たれると、同じような条件であれば選択されることになり、 多少条件面などで劣っても選ばれることさえあります。

◆ポイント

・市況を無視した売り出しは長期化を招き、売却価格の低下に繋がることも。

・主観的な思いや考えではなく、客観的な情報を広く適切に提供する。



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