住宅ローン基礎知識:住宅ローンの組みすぎは老後破産への道(16.04.18)

NHKスペシャルで放送されている「シリーズ:老人漂流社会」が昨夜放映されました。今回の題は「団塊世代 しのび寄る“老後破産”」です。番組では、年金収入だけでは暮らしていけない“老後破産”が「団塊世代」にも忍び寄っている現状を明らかにしている。

「団塊世代」は、比較的余裕があり逃げ切れると思われてきた世代だが、バブル崩壊後、所得や退職金が減少し、さらに、長寿化で親の介護負担が重くのしかかっている上、就職氷河期に直面した子世代の不安定就労な割合が高く、自立できずに同居している未婚者の負担も加わってくる。

自分自身にも起こりえる恐怖に襲われ、番組を最後まで観ることはできませんでした。この恐怖は、日本人に貯蓄を励ませ、今の消費を冷え込ませている。それでも教育費を削ることはできないことから、現役世代からの対策は住居費を削ることになる。

それでも、いざ、目の前に現実の住宅を見てしまうと、少しでも良いものにしたいという本来の欲が出てきて、ついつい予算を増やしがちになる。その欲望に買主の目が光ったとき、不動産やハウスメーカーの営業マンは、ここを逃すまいと、いかにも大丈夫そうな資金計画を立てて提案してくる。

40歳なのに35年返済、、、60歳、65歳からの先の返済はどうするのか。退職金で返そうと思っていても、会社が20年後まで順調に推移しているとは限らず、その際には、自分で手当てしなければならない。

60歳までに繰り上げ返済をして住宅ローン残高を減らすといっても、教育費は皆さまが思っている以上に高く、そうそう繰り上げ返済できるものではなく、逆に、住宅ローン破たんしないように持ちこたえるのでギリギリ。

もし、住宅ローンの借入金額が、年収の3~4倍程度であれば、繰り上げ返済や退職金の返済でもカバーできるかもしれないが、年収の5倍を超える金額を借りるのは、欲に目がくらんだか、まやかしに惑わされたか、自信、過信に満ちているのか。

心理学の先生がおっしゃっていましたが、営業マンに「あなたならこの資金計画で購入しますか?」と聞くのが効果的です。自身の資金計画を詳しく教えてくれて、その根拠と同じならその資金計画は信じてもいいのかもしれない。

お客様には35年返済(定年後の完済)を進めながら本人は定年前の完済、お客様には年収の7倍の借入金額を提案しながら本人は年収の3倍程度、さらには、買っていない、買う気がない、などは論外のようなことも。

営業マンの言うとおりにしたら老後破産、退職金は出るだけましで期待はしない、お金に窮すると精神的にも肉体的にもつらくなります。


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