住宅ローン基礎知識:住宅ローンの回収手段(15.04.02)

新年度に入り、配当の権利取りも落ち着いて日経平均も下がるかと思いきや、本日、株式市場も反発しております。その反動で、長期金利は低水準で推移しております。

今年度も相変わらず、住宅ローンの実行金利も低くて返済負担が少なく済む状況が続きそうです。

それでも、いくら金利が低くて返済負担が少ないからと借りすぎてしまえば、収入減少、金利上昇などの不測の事態で返済が滞ってしまうこともあります。

金融機関は、借りるとき、順調に返しているときは、とてもにこやかですが、返済が滞るととても厳しく冷たくなるのはドラマでもおなじみです。

金融機関は、十分な審査をして貸し出しておりますが、返済が滞った際のために、人と物という両面で回収の保全を行います。

人の面では「連帯保証人」という仕組みを取っております。

連帯保証人は、借りた人が返済を滞った際、代わりに返済を行う義務が生じます。

昭和期はこの仕組みで悲劇も生まれ、法律的にはなんら問題なくとも、金融機関のイメージ(逆恨み防止)から、ほとんどの銀行では、借りた人の関係者による保証人ではなく、保証会社を利用することにしております。

保証会社とは、借りる人から保証料を得て保証人となり、金融機関に借りる人の信用力を補完するものです。

ただし、保険ではありませんから、住宅ローンの返済を延滞し、保証会社が金融機関に返済(代位弁済)をしたとしても、借りた人は返済を免れるものではなく、相手が金融機関から保証会社へ切り替わっただけになります。

※保証料、保証会社、金融機関との関係とこの仕組みには、問題があると考えられます。一部、先駆的な金融機関では、この取り組みを採用しておりません。

物の面では「抵当権」という仕組みを取っております。

抵当権とは、借りた人が返済を滞った際、金融機関が不動産(物)で回収できるようにする仕組み(権利)です。

回収方法は、金融機関が不動産を直接取得するのではなく、競売などにより不動産を売却し、その代金を返済へ充てるというものです。

また、不動産を売却し、その代金を持って逃げられないように、不動産を押さえておくという効果もあります。

この他に、人への担保のさらに保全として生命保険、物への担保へのさらに保全として火災保険も、融資を受けるにあたり必要となります。

このように、住宅ローンを借りる際には、厳しい審査を受け、回収のためのさまざまな保全があって、ようやく借りれるものです。

金融機関は貸し出すのにこれだけ慎重になっているのですから、借りる当人も慎重になって、借りる金額や期間などを検討されることをお勧めします。



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