住宅ローン基礎知識:自営業者の住宅ローン(08.09.09)

サラリーマンの方はお勤め先や収入から、住宅ローンの目処はある程度つけやすいが、 会社役員、自営業者や個人事業主の方が住宅ローンを組む場合は、 個別の要素に左右され、かなり難しいものがある。

サラリーマンの場合、会社そのものも少しは見られるが、 基本的には収入と返済の比率、勤続年数、転職歴の個人的な要素で判断されるのに比べ、 自営業者の場合、個人のことだけではなく、会社・事業全体を見られる。

さらに景気などの一時的な波に影響されるため、 3期(3年)の内容をチェックし、安定具合、成長具合なども審査される。 また、サラリーマンの方が収入をベースにして判断されるのに比べ、 個人事業主の場合、所得をベースに判断される。 ※法人成りしている場合は、役員でも給与収入。

サラリーマンの場合、収入から税務上で定められた給与所得という所得額が算出され、 自営業の場合、収入(売上)から経費を差し引いた事業所得が算出される。 自営業者の場合、節税のために所得を抑えることも、 住宅ローン審査をより厳しくさせている。

住宅ローンの審査では、サラリーマンは収入で判断され、自営業は所得で判断される。 ここが第一関門として大きく差が開く。 ※サラリーマンも給与所得で判断されれば公平かもしれない。

また、サラリーマンの方は、失礼な言い方かもしれませんが、 個人が辞めたり病気で休んでも会社は存続するが、 自営業では、個人が辞めたり休んだら、事業そのものが行き詰ることが多い。 個人に比重がかかる分だけ、リスクが分散されていない≒安定性がない、 と判断されることも審査を厳しくしている。

なお、個人の金融履歴(事故情報やクレジット・消費者金融の履歴)や 健康状態(団信)については、どちらでも同じ。

私個人が住宅ローンを借りられないのは、私や会社そのものの問題なのかもしれない。 自営業者でも借りられる方は多いが、やはり審査は厳しい。 私の感覚では、同じような収入・所得でも、 サラリーマンの半分くらいの評価しかないのではないか。 さらに不動産業の場合、さらに半分程度の評価で、 サラリーマンの方と比べたら4分の1程度の評価しかないと感じる。 (うちだけかな・・)

最近、脱サラ(とはいまどき言わないかな)、起業する方も多くなってきましたが、 家を買うということを考えたら、起業する前に動いた方がいい。 もし、起業してしまったら安定して3年を経過するまで買えないとお考えください。

逆に、銀行が審査を厳しくする→リスクがある、ということを考えれば、 起業を考えているなら、家を買って住宅ローンを抱えるということは リスクがあるんだよということ。 起業するなら、家は我慢する。 時間が経って、事業も安定し、儲かったら、家を買う。 家を買うために頑張るという励みにするくらいでもいいのかもしれません。

自営業者の場合、個々の要素で大きく審査結果が変わり 一概に言えない面もあるのですが、難しい部分があるのが実情です。



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