住宅ローンニュースと金利動向:住宅ローンを平均13.7年で完済!(14.10.21)

アットホームが行った住宅ローンに関する調査結果には驚いた。首都圏在住・子供のいる男性サラリーマン(320人平均)は、住宅ローンを13.7年で完済してしまうらしい。さらに自己資金は購入費用の4割弱。

30年、35年の借入期間で当初借りたとしても、繰上げ返済により期間を縮め、完済日を待たずして返しきっているとは思っていたが、想像よりもかなり早い時期に返済しきっている。

繰り上げ返済にて縮めた期間の平均は11.2年ということだから、平均を足し算すると、当初25年返済で借りて11.2年縮めて13.7年で返しきったというのが標準モデルとなる。

購入時の資金計画の平均値は、住宅価格3,911万円、自己資金1,439万円(うち贈与136万円)、住宅ローン借入金額2.472万円。※購入時の諸経費は不明

金利タイプとしては半数以上の人が全期間固定を選択したということで、これを今に当てはめてみると、毎月の返済が約10.5万円(ボーナス時加算なし)。

これを13.7年分借入期間を縮めようとしたら、半年毎に約42万円(年間84万円)の繰上げ返済が必要となる。

どうでしょうか?このような返済スケジュールを実行できそうでしょうか?購入総予算の4割弱(モデルなら1,500万円超)の自己資金を用意できそうでしょうか?

私にはかなり厳しいように思えます。もしくは、アンケート調査した対象者の平均収入がかなり高いか、共働きで二つの収入があるような世帯ではないか。

アンケート調査によると平均年収は787万円とのこと。繰り上げ返済も含めた返済比率は26.7%となる。年収が高くなるほど返済比率も高くすることができるが、それにしてもかなりのハイピッチで返済したことになる。

住宅ローンを返済している心境についても、アンケートが実施されているが、「利息負担を減らしたい」「借金が精神的に嫌」など、日本人らしい答えが多数を占めていた。

今回のアンケート調査は、対象者に総じて余裕が感じられ、現実はもう少し厳しいが、返済に失敗した方はアンケートに答えないでしょうから、成功(無事完済)する方程式ともいえる。

自己資金を3~4割程度用意すること、当初の返済期間を25年に設定すること、繰上げ返済により15年足らずへ完済することは、とても良いことで可能な範囲で返済計画には反映させたい。

年収別にモデルような返済計画を立てると次のようになる。
400万円:借入金額1,200万円、毎月5.4万円、年間36万円の繰上げ返済
500万円:借入金額1,500万円、毎月6.4万円、年間50万円の繰上げ返済
600万円:借入金額1,800万円、毎月7.6万円、年間60万円の繰上げ返済
700万円:借入金額2,100万円、毎月8.9万円、年間70万円の繰上げ返済

試算をしていてわかったことは、アンケート平均(モデル)のような返済を行いたい場合「年収の3倍程度の借入金額を25年返済で借りる」が目安となるというもの。

このことから購入資金計画を立てると、購入総予算(価格+諸経費)=年収×3+自己資金。(計算例:価格2,000万円、諸経費100万円の住宅購入なら、年収500万円の場合、自己資金600万円が必要)

どうしてもモデル資金計画と購入したい物件の価格差が開いている場合、アンケートで320人中1人の「宝くじがあたった」に賭ける、、、もしくは、年収や自己資金の増加を検討となる。

アットホーム「ローンを完済した男性サラリーマンに聞く「住宅ローン完済」の実態調査



住宅購入サポート

サブコンテンツ

このページの先頭へ