住宅ローンニュースと金利動向:住宅ローン金利の途中見直し(13.08.15)

住宅ローンの実行金利は毎月見直され、前月末もしくは当月初にその月の実行金利が発表される。発表された金利は1ヶ月間固定されるのが基本だが、ごく稀に月の途中で変更されるときがある。

今年の8月実行金利は、月半ばに変更してきた金融機関が多く見受けられた。

変更理由が経済の情勢など外部による場合、金融機関への影響は等しく、一斉に変更されるが、見直す金融機関、見直す時期もバラバラの今回のようなケースは、住宅ローン獲得貸し出し競争の内部事情による。

8月15日現在の長期金利は0.735%と前月の水準よりもやや低下しているが、変更されたタイミングでは長期金利水準はそう変わらず、金利低下の影響で途中変更されたものではない。

過去にも月の半ばで長期金利が下がったときはあったが、下がったからと途中変更されたケースは記憶にない。

電気料金などと同じで、上げる理由があるときは即座に動くが、下げる理由(利益が増加)があっても下げないものである。

企業向けも含め貸し出しが細る8月に、住宅ローンの貸し出しを増やすため、他行の様子を見ながら変更の連鎖が起こっている。

私の知る範囲では、その口火を切ったのは千葉銀行。他は下記のようになった。

千葉銀行:10年固定を1日時点で1.700%→5日より1.600%

みずほ銀行:変動金利を1日時点での最優遇金利0.875%→12日より0.775%、10年固定の最優遇金利を1.650%→1.550%

三井住友信託銀行:変動金利を1日時点での最優遇金利0.775%→16日より0.725%

三菱東京UFJ銀行:変動金利を1日時点での最優遇金利0.875%→16日より0.775% ※10年固定1.700%が見直されるかは不明。

横並びで動く傾向にあるなか、8月の実行金利で、三井住友銀行が引き下げたのに対し他行は横ばいでバランスが崩れ、今振り返れば、この動きを予感させるものがあった。

千葉銀行の担当者が月初に、変更された金利パンフレットを持ってきた際、お、やはりと口に出したことが思い出される。

お盆休み明けから9月まで、住宅購入のハイシーズンに入る。さらに消費税増税の駆け込み需要も加わり、住宅ローンの獲得競争は活発になるのだろう。

9月上旬の安倍総理による消費税引き上げ判断がどのような結果になるのか。不動産市場にも住宅ローンにも大きな影響を与えるため、要注目である。



住宅購入サポート

サブコンテンツ

このページの先頭へ