住宅ローンニュースと金利動向:企業の資金繰りは大変?(09.02.21)

また、週末が来てしまった。

なかなか商売にはならないが最近はお客様にお会いする機会が増えて忙しくしている。 不動産業界も3月末(年度末)に向けて契約に引渡しにと 目の色が変わる時期ではあるが、どこも同じなのだろか。

不動産業界の資金繰りも厳しいが、今年は一般企業の資金繰りが大きな話題となっている。 超一流企業でも減益・欠損により財務体質が悪化している上に 金融機関(銀行)も内容がかなり怪しい。 海外の金融機関に比べれば良いとされている国内銀行だが貸し出せる額にも限りがある。

今日の日経新聞に日銀の企業支援策が載っていた。 CPや社債を買い取り資金供給をするとのこと、異例の取り扱いとはいえ 主に大企業向けの資金供給と思って間違いない。 そもそも中小企業にはCPや社債発行での資金調達などできないのだから。

今回の措置で景気がよくなる効果は期待できないが、金利は低下しそうだ。 そもそも日銀の政策金利は超短期(1~7日)において実行される。 銀行も1~7日程度の期間でお金のやり取りをしている。 ただ資金需要が大きい年末・年度末には日銀も1ヶ月以上の資金供給を行う。

通常、期間は日銀で勝手に決め、その期間と資金供給量によって 日銀の態度を読む(3ヶ月程度の金利を予測する)。 しかし今回は期間が3ヶ月に固定される。 つまり3ヶ月物の金利は日銀の資金供給量が多ければ下がるし、 少なければ上がる構造になるということだ。

期間と金利をグラフにしたイールドカーブは低金利下では 右肩上がり(期間が長くなれば金利は高い)になりやすい。 特に信用リスク(倒産リスク)が高い現在の状態では 長めの金利は高くなりすぎる可能性がある。 そこで日銀は1~3ヶ月という曖昧な期間設定で市場に金利形成を任せる手段をやめ はっきりと3ヶ月物の金利を誘導できる方法をとったのだろう。

超短期から3ヶ月程度の短期金利は日銀に支配されるから イールドカーブはフラット化されるだろう。 そうすれば6ヶ月物・1年物・3年物金利もいくらかは低下するだろう。 我々の仕事にとっても低金利はありがたい。

住宅ローン金利も基本的にはインターバンク(銀行間)取引によって示された 各期間の金利によって決まっている(銀行の利ざやは乗せられているけど・・・)。 少なくともしばらくは下げ方向かなと思う。 お会いするお客様もここ数ヶ月は目先金利が上がると 思っている人がほとんどいないような感じがする。 不動産価格も弱含みで「不景気なときに買い」と行動している人も増えてきた。

住宅は住宅ローンという大きな借金を背負う一大イベント。 金利が上がりにくい今、じっくり考えて決断するにはいい時期かも。



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