住宅ローンニュースと金利動向:金利の動き(06.07.28)

今月、約6年ぶりにゼロ金利が解除された結果、今後の住宅ローン金利が 上がりそうだということで、金利が切り替わる前の7月中に住宅ローンを 実行・不動産取引を行いたいという方が多く、今月末は決済ラッシュになりました。

量的緩和政策解除後、長期固定金利は上昇したものの、短期の中心核である変動金利が 変わらなかったため、短期固定金利は少しの上昇に留まりました。

今回のゼロ金利解除は短期固定への影響が大きく、 変動金利を始め短期固定系の金利が上がりそうです。 短期固定の金利が上昇すると単純な結果として長期固定の金利も底上げされます。

しかし、金融市場の長期金利は、ゼロ金利解除は織り込み済みであったことや 今後の利上げのテンポが緩やかそうだということで、安定的に推移しております。 この状況を見ていると、住宅ローンの長期固定の金利も そう大きく上がらないだろうと私は推察しています。

銀行の担当者と話してみると、「いや全体的に同じように上がる」とのことですので、 やはり長期固定の金利も短期固定と同様に上がってしまうのでしょうか。 (私よりも銀行担当者の方が当たると思います)

これからの金利の動きを考えてみますと、ゼロ金利が解除された後、 毎月のようにボンボンと上げていくわけではないので、 しばらくは今回の一段上昇した水準で安定するのではと思います。

大きな意味では、金利の上昇傾向は続くと思われますので、 もし購入を予定しているのなら、早めに動き出しても良いと思います。 しかし、物件の選定(どれにしようかな、これを買うかどうか)では、 今日の明日ので金利が大きく変わるわけではないですから、早くしないと 金利が上昇しちゃうと焦る必要はないです。(金利の動きだけでの観点からです)

日本人の特徴なのかもしれませんが、インパクトある話題の時に同じ方向へ 一緒に動き出すという感じを受けます。今後の金利について考えてみますと、 政策の転換期だけではなく、社会・経済全体の流れから感じることが大切です。

「量的緩和政策が解除された」「ゼロ金利政策が解除された」という 一時的なものだけではなく、今後の動きを見ていくことが金利を 見ていく上で大事なのではないでしょうか。

現に、日銀は量的緩和政策解除後、着実に資金の供給量を絞り込んできています。 この影響で少なくなった資金に需要が殺到すれば、 供給側が強くなり、金利が上昇するかもしれません。

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの投資調査部が発表したレポートによると、 短期的には今年の秋にもう一段階上がるかもしれないが、 来年以降は景気後退などから低下基調になるかもとのことです。 (短期+0.5%、長期+0.2%)

また、今まで底にべったり張り付いていた金利が上に上がってきたということは、 これから先、金利も上下に動き出すと思われます。住宅ローンの金利は月単位なことから、 月初に取引日を定めた契約の際は、前倒して前月に入れるか、 そのまま当月にするか、金利の読みと賭けになってきます。

※契約で定められた日付を前倒しするのは理解が得られやすいですが、 引き延ばすのは約束違反になりますのでご注意を。

なお、みずほ総合研究所の調査によると毎年6月は金利が上昇しやすい環境にあるとのことです。 今後、不動産にもシーズンがあるように、金利にもシーズンがあるのかもしれません。



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