不動産基礎知識:重要事項説明の重み(15.07.24)

宅建(宅建業ではなく取引士)の免許を更新するのには、法定講習を受講しなければなりません。このあたりは運転免許証の更新と同じですね。

運転免許と違うのは、更新前の状況により講習の内容が時間が変わるということはなく、みな、一律に同じ内容の講習を受けることです。

確かに、宅建の場合、更新前の期間(5年)の間に、違反をいっぱいして点数がないよ、違反が多いから長時間講習(と厳しい内容)なんてことはない。

宅建は、不動産という高額になり人生が左右されることもある大きな物を扱うからこそ、違反をすれば、一発退場になり更新そのものができない、となることが多く、厳しい措置となる。

運転免許証も、人の命に関わることが多いのだから、違反した人への対応は厳しくしてもいいのではと思うが。

さて、その法定講習を受講すると、講習で使われる何冊ものテキストを拝領する。その内容をすべて取り扱うと何日何カ月となるため、その年ごとに大事なポイントに絞り講習することになる。

その他の部分は、帰宅後、各自復習するようにとなる。そのテキストのなかで、特に意識して読むところは、トラブル事例について。

取り上げられる事例は、テキストに掲載されるだけあって、こんなケースあるのかと驚くものも多い。

毎回取り上げられる定番に、「目の前の空き地には建物が建たないからずっと安心」というようなセールストークに乗って買ってしまった、というものがある。

言った言わない、言葉のニュアンスなどの錯誤や誤解が生うような内容で担当者が語った可能性もあるが、最後の決め手になるのは書面であり、それが重要事項説明書になる。

前期の例であれば、目の前の空き地の状態がどうこうではなく、何を建てられるのか・高さはどこまで許されるのか・大きさの限界はどこまでか、などを法的な根拠を持って確認する必要がある。

重要事項説明書に記載された法令上の制限で、目の前の空き地には高い建物を建てることができると記載されていれば、それを認識したうえで購入したとなり、購入後にクレームを言っても、知ってたでしょ(見落としは買主の責任)となってしまう。

トラブル事例は、販売会社そのものが目の前の空き地にマンションを建築した例とかなので、販売会社側が弱い(負ける)が、第三者敷地で第三者の建築であれば買主が弱くなるかもしれない。

このように、重要事項説明(宅建)は重いものなので、セールストークで言われたから大丈夫とは思わないように。いずれにしても信頼できる会社や担当者を選ぶことです。



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