住宅購入の見識:住まい探しの定石あれこれ(17.03.16)

住まいを探すにあたって、今までいろいろなことが言われてきました。お客様それぞれにお考えはあるかと思いますが、私なりの考えをお伝えいたします。

(方位)
南向き信仰が強い日本ですが、北向きなら安い・順光になり眺望がいい(陽当り懸念)、東向きなら朝から活動的(午後懸念)で、西向きなら午後を有効活用(西日と午前懸念)など、良い面(悪い面)もあります。生活スタイルや資金・立地などのその他の条件も踏まえて、総合的に検討された方が、南向きに固執し過ぎるよりも良いかもしれません。

(立地)
駅に近くて通勤通学便利、生活施設が近くて生活便利など、やはり人気があり、その分、価格は高くなります。そのため、不動産業者や営業マンは駅から遠いなど利便性を妥協させる、または、資金を増加させる方向へと勧めます。総合的な判断かもしれませんが、私は立地にはこだわり、その代わり、物件の方で調整する方が、様々な面の先行きから良い方向に向かうと思います。これは、都心か郊外かという面でも同様です。

(環境)
立地とも絡みますが、環境面も大切です。明らかな嫌悪施設(工場、風俗店など)の他、日常生活に近い施設でも影響がある場合もあります。さらに、都市計画、道路、インフラなども、どのように影響するのか、確認するとともに、地勢、地盤などの災害面も大切になります。

(設備)
マンション・戸建てともに共通して建物室内の設備があり、マンションにはこの他に共有施設があります。特に新築の分譲住宅、マンション、ハウスメーカーの展示場では、最新の設備が設置されてテンションが上がりますが、時間の経過とともに古くなったり、慣れたり、案外使わないなど、実際の生活への影響はさほど大きくないと思われます。それよりは、立地、環境に家計負担の軽減を模索した方が良いと思います。

(建物)
眺望は羨ましくいいものですが、ライフスタイル・資金面に加え、実際の生活では設備と同じく日々の生活には大きな影響はありません(ブランドなどと同じく、富裕層のゆとり)。広さに関しても大は小を兼ねるといいますが、あくまでも予算があって(同じなら)で、予算を上げてまで広さは追及しない方が、下落基調の中ではお勧めです。同様に、新築かどうか、角部屋かどうか、良い面もありますが、絶対ではありませんので、あまり固執されない方が賢明です。

(資金)
低金利の状況での資金計画では、借り過ぎに注意することと自己資金は取っておいてもいいという点がポイントです。金利が低いと借りやすく、返済負担も小さくなりますが、長い期間の中でいつまで続くか変化があったときに対応できるかチェックが必要です。逆に、金利が低いですから、住宅ローン控除なども考え、少しでも多く自己資金を使わなければならないと考える必要はありません。ただし、予算は変えずにです。

(情報)
ネットが普及してきたことにより情報量に関しては多すぎるほどになっており、これからは情報の質が重要となってきます。まず、大量の情報から選定すること、提供される情報の正誤を確認すること、隠されている情報を見抜くこと、そして、振り回されることなく洞察することが大切です。そのために、プロをいかに活用するか、味方にするかが分かれ目になります。

暮らす方皆さまに、それぞれの生活がありますから、お伝えしたことがすべて正しいということは絶対にありません。お伝えしたいことは、固執し過ぎないこと、力み過ぎないこと、贅沢し過ぎないこと、ということになります。


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