住宅購入の見識:住宅購入時に節約しないと怖い(14.12.16)

総選挙、けっきょく変わらず、任期が延びただけの結果になりました。アベノミクスの信任が得られたかどうかは別としても、当面の間、現在の経済情勢が続きそうです。

円安による原材料費の上昇、公共工事、復興、東京五輪などの建築需要増で人件費が上昇し、さらに職人の高齢化と人手不足で工期も延び、これはすべて建築費の上昇につながります。

建築費の増加は、高額帯の都心部であれば価格に吸収できるが、郊外では建築コストを価格に吸収できないため、新築分譲の採算が合わず、自然と供給が減少する。

新築が減少すれば、需要は中古に流れ、中古住宅市場は活性化する。

中古住宅の供給(売り出し)はコントロールできない面もあり、人気の地域や住宅、希望される条件面が満たされると、高値安定することも考えられる。(都心では上昇までつながったが郊外ではそこまで望めないか)

逆に、新築の供給が減り、需要が中古市場に流れてきても、人口減少、世帯数減少、ストック量の増大(供給)などから、なんでも売れる、高くなるわけではなく、選別されることになる。(中古市場でも勝ち組負け組の格差)

また、購入側を見ても、消費税の他、税金や社会保険関係の支出が増加し、さらに円安による物価上昇、給与水準の低迷などから、価格を上昇させるほどのパワーもなく、消極的な意味で中古住宅へと進むケースもある。

大手ハウスメーカーの超高級商品は絶好調らしいので、これらを総合して、5年後、10年後の住宅状況を予測してみると、金銭的な意味での勝ち組が「都心、高額住宅」、一般的な日とで「郊外、中古住宅」という感じに大別されるのか。

「新築を買える(住める)なんて、すばらしい(すごい)ですね」と言われるような時代に。

今、60歳代の住宅ローン破綻が急増しているらしい。

30~40歳代に、定年後に完済となるような計画の住宅ローンを借り入れて購入し、繰上げ返済で定年までに期間短縮を見込むも、想定外の家計状況により計画通りできず、年金生活に入っても返済が残り、耐えに耐えるも耐え切れられなくなった。

このような残念な結果の要因は、購入時(資金計画に無理があった)と購入後(返済が厳しくなった・収入の変化)に分けられる。

どちらもポイントは、購入時の資金計画で購入予算(返済額)を抑えること。購入時に背伸びしてまで新築へと進まない。あえて中古住宅を選ぶという選択肢もある。

増税、社会保険料の増加、物価上昇、教育費や介護の費用負担など、返済開始後は、自分自身でコントロールできないことも多い。

だからこそ購入時に、余裕に余裕をもった返済計画にしておくことが大事になる。最初から定年前に完済する計画にし、ボーナス加算なし、収入の増加を見込まない、副収入もあてにしない。

生活に豊かさが感じられない、生活の基盤となる住宅が苦しめている部分もある。住宅の購入は幸せな人生・快適な生活のための手段・道具であり、目的ではない。住宅購入が暮らす人を苦しめることになるなら、それは本末転倒である。

生き残ることそのものに直面する世の中になりつつあるなか、その場限りの満足、ちょとした見栄を割り切れるかどうか。

日常の買い物では、1円にもこだわるのに、何十万円(経費)、何百万円(物件)へのこだわりがなくなるのだろうか。(大きな買い物こそ節約効果は大きいと言われる)

住宅購入は一生に一度かライフスタイルの変化に合わせて住み替える時代になる。そのような時に「一生に一度だから」と旅行気分ではいけない。



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