住宅購入の見識:家は将来を考えても決まらない(14.10.17)

「家は買ったほうがいいか、賃貸のほうがいいか」、「変動金利か、固定金利か」、住宅を購入しようと思ったときに論じられる定番の選択。

この他にも、「新築か、中古か」、「戸建てか、マンションか」、「建売か、注文住宅か」、「木造か、鉄骨造か」、「地元か、大手か」、など、いろいろとある。

結論から言えば、どの選択肢も購入する時点では正解を導き出せない。

持ち家か賃貸住宅かの場合、損得で考えるなら、これから数年数十年後の不動産相場が上昇するのか下降するのか次第で結果は変わる。上昇していれば買っといてよかった、下落すれば買わなくてよかった、と。

金利の選択では、これからの金利がどのように動くのか次第で変わる。金利が今のまま低迷すれば変動金利でよかった、金利が上昇し固定金利でよかった、と。

この他の選択肢も同様であり、自宅と言えども不動産の購入であり、投資の要素があることから、終わってみなければ、どちらがよかったと結論付けることはできない。

もし、上記のような話が出たとき、担当者が「絶対買うべき、買ったほうがいい」「金利は上がらないから変動にすべき」「他よりもうちにすべき」など、断定的な言い方をするなら、疑ってかかったほうがいい。

その担当者は、神様・預言者か、もしくは、その場さえ良ければいい・買ってくれさえすればいいという自分本位な考えの持ち主です。その人、その会社から買わないか、担当者を代えてもらうべきです。

不動産の相場も、金利動向も、将来が読めたとしても数ヶ月から1年くらいまでです。それでも、ちょっとした流れや出来事で予想通りにはいかない可能性も残す。

ましてや、5年後、10年後、20年後の不動産価格や金利動向なんて読めるわけがない。期間が長くなれば、流れを変える出来事も多くなる。まっすぐ一本道で進み始めたが、進んでいくうちに曲がり角が何個もあって、気づいたらとんでもない所にいた、という感じ。

つまるところ、先のことを考えても決まらないとなる。

購入する場合、いろいろな出来事があっても対応できるように備えておくこと、身軽になっておくこと。100の資金力があったら住宅に50も70も使うのではなく、余力残しの20とか30程度にしておく。

資金力に余裕があれば、不動産価格が変動しても、金利動向が変動しても、災害やら突発的な出来事があっても、それなりに対応できる。最終的には売り切れるかどうか。(売れる不動産であり、かつ、売れる状況)

そして、金銭的な損得ではなく、どういう住宅に暮らしたいのか、どういう地域で暮らしたいのか、どういう家族状況・生活なのか、など、満足度と快適度で決めてもいいのではないか。

一個人や一会社で対応できる次元ではないが、住まいを決める要素(住宅、地域、状況)も年月が経つことにより変わることから、その変化に応じて住み替えがしやすいような環境づくりを政治や行政ができるといいのだが。

不動産とは字のごとく「動かない資産」であるから、人のほうで動くしかない。不動産に取り込まれて身動きできないようにはならないように。



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