住宅購入の見識:購入目的に応じた考え方(13.10.09)

不動産の購入も目的により考え方が異なる。

投資目的なのか、自己使用なのか。投資目的ならアセット(資産価値、客観的、デジタル、グローバルスタンダード)、自己使用ならプロパティ(好み、主観的、アナログ、ローカルスタンダード)の要素が強まる。

資産価値とは、自分の独断的な考えではなく、客観的に他人から見て価値を評価されるかどうか。共通した価値観、グローバルスタンダード(データ、数値)で検証される。

自宅としては、自身の生活、好み、考えなど主観的な判断で問題なければ、その不動産は価値があると判断される。独自の価値観であるから他人に評価される必要はなく(ローカルスタンダード)、感性であるからアナログになる。

例えば、自分自身は狭い土地でもいいと考えたが、市場での評価(他人から見て)としては狭くて取引されない。この場合、資産価値はゼロとなるが、自己使用の場合、それで満足であれば問題ない。

これは、立地、プラン、周辺環境、構造、などにも当てはまる。

投資目的なら、アセットが90~100%で残りがプロパティになると分かりやすいが、自己使用の自宅購入は両方を兼ね備えた不動産を求める傾向が強く、とても難しい。

それでも、資産価値、市場からの評価が、自分の好みや考え方と合致する、または、資産価値重視で自己使用のニーズを割り切れる場合は、まだ考えやすい。

終の棲家として売却を考えない、購入資金の元が取れる(償却しきる)まで使い切る、と、考える場合も、生活ニーズ優先の自己満足に突き進める。

一番難しいのは、生活、考え、好みなど、自宅の満足度を兼ね備えた場合、資産価値としては逆行してしまい、しかし、売却も想定したいというケースが一番難しい。

両方なんて欲張りですよ、と、アドバイスできれば(言うこと聞いてくれれば)、こんな楽なことはないが、人間の欲望はそう簡単にいかない。

欲張れるほど、資金的に余裕があれば、両方を兼ね備えることも可能だが、住宅はあくまでも生活の道具であり、それに足を引っ張られるような生活(家計)になるのでは本末転倒な話である。

考える道としては、次のようなところか。

ニーズを満たしながら、その中で、資産価値が保てそう、もしくは、下落の速度が遅いものを選択する。

個性、特徴を作り、マーケットに打ち勝てるくらいの価値を高めるために工夫する。(お金は必要)

簡単にはいかず、手間隙かかりそうだが、両方を兼ね備えるためなら、必要で有益な労力であり、無駄にはならない。

参考に、私を含めてプロは、アセット重視する傾向が強い。家に関してこだわり、お金をかけられる人は、成功して儲けている人か、安定した職についている人。

不動産に関して、常に出口戦略(売却)を考え、または、売れなくてもいいという状況になるよう考えているはずである。



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