住宅購入の見識:家を買うっていうこと(12.11.11)

家を購入するか、賃貸のままでいくか、金銭の損得でしかわかりやすい比較ができず、ついつい、金銭的なメリットデメリットの比較で語られてしまう。

本来は、自分や家族の生活、人生を考え、それぞれの特徴から相性のよい住まいを選択するべきであり、それが、結果的に、持ち家、賃貸となる。金銭面も大切だが、お金は、生活、人生のための道具でしかない。

持ち家の場合、資産になると言われるが、下落傾向の不動産市況では、選ぶ物件により結果は異なり、資産になるときもあれば、不良資産になることもある。持ち家イコール資産と言えない時代になった。

一時代前は、自宅を自己所有していると社会的な信用を得られる、といわれていたが、社会的な価値観が多様化した現在では、持ち家だからと単純に評価されるとは限らない。

持ち家と賃貸を金銭的に比較する際、家賃と住宅ローンの返済が基本となるが、持ち家の場合、修繕費、管理費、固定資産税等の負担も生じる。

老後の住居費負担が少なくなると言われるが、維持費用は継続的に発生し、建物の老朽化に伴い建て替えとなればさらに高額な出費となる。

賃貸にして家賃収入を得られるという資産性もあるが、住宅余り傾向に拍車がかかるなか、どこまで安定した賃料収入が得られるか不安定な要素をかかえる。

それでも持ち家にする理由は、自分や家族の生活、人生を考えた場合、得られるメリットが大きいから。とくに、賃貸市場が充実していないファミリー層でその傾向が強くなる。

自宅が自己所有であることで一番大きいのは、気兼ねなく暮らせること。近隣に対しての配慮は必要でも、自宅で、ペットの飼育、楽器の演奏など、少数派かもしれないが、喫煙も、気兼ねなくできる。

さらに、自宅をどのようにリフォームするか、自由に行うことができ、生活や趣味に合わせた間取りにできる。これらにより、満足度、充実感、安息感が得られるのが大きい。

金銭面に関して、持ち家の場合でも、楽観視できないと、先にも書いたが、住宅ローンを組めば、生命保険の代わりにもなり、保険料負担を軽減できることもある。

今後、高齢化が進むと、リバースモーゲージや住み替え支援機構の自宅借り上げ制度などのような支援策も充実していくことも予想される。

売却しやすい(資産性がある)持ち家であれば、売却して、住み替え先を含めた老後の資金の足しになることもある。

転勤が多い、将来は実家に帰る、など、持ち家にしない方がいいケースもあり、一概にどちらがいいとは言えず、他人が決めつけるものではない。

ご自身、ご家族をさしおいて、賃貸、持ち家の比較を論じないようにだけ、ご注意ください。



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