住宅購入の見識:決定力を高めるために(12.08.06)

「巧遅は拙速に如かず」孫子。できあがりがいくら立派でも遅いのは、できがまずくても速いのに及ばない、という意味です。古の言葉には、深い意味があると思われるが、これが住宅購入にあてはまるのか。

さっさと決めれば、粗い検討しかできない。じっくり決めれば、遅れをとって売れてしまうかもしれない。取り逃がしたくないが、しっかり考えたい。大きな買い物になる住宅購入では、常につきまとうジレンマ。

▼速く決めるのが良いか、深く考えて決めるのが良いか。その両方、しっかり考えて、速いにこしたことはない。時間と手間を無駄に浪費し、深く考えないのは論外。

限られた時間と手間を、どこまで深く考えることができるか。いわゆる、仕事ができる人は、これが早く、住宅購入の現場でも、仕事ぶりが垣間見える。

なにを判断するのか、それは、後悔しない決定。判断した結果、購入する決定ではない。購入するにしても、購入しないとしても、その判断が、後悔しないものであればいい。

▼深く考えていない状態は、どちらに判断しても、まだ後悔する要素が残っているということ。もう後悔しない、というレベルまで考えを高める必要がある。

情報をたくさん集めて、さまざまな分析をして、長々と時間をかければ、必ずいい結果になるとは限らない。情報を取捨し、優先順位をつけ、本質を忘れず、短い時間で後悔しない判断をしなければならない。

時間切れになって、対象の不動産が売れてしまい、未練と後悔を残したまま、進んでいくほど悲しいことはない。

この考え方を、住まい探しを進めていくうえで、理解しておく必要がある。それができるかできないかが、住宅購入の成否を分ける。

▼もう一歩、この話を掘り下げると、迅速に、かつ、熟考して、後悔しない判断をするために必要なのは、住まい探しを始める前の準備である。

地域、資金、住まい、住宅購入の目的と動機、これがきちんと事前に整理され、不動産相場や建築コストなどを踏まえて、検討しておく。

いざ、情報を目の前にしたとき、たくさんの情報から、不必要な物件を容易に外すことができ、絞り込んだうえで熟考することができる。

ただ、やみくもに、情報を見て、漠然と考えるより、ダメなものはスパッと切り捨て、厳選されたものに集中することが大切になる。



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