住宅購入の見識:不動産で豊かになる10年先の読み方(11.03.08)

「不動産で豊かになる10年先の読み方(幸田昌則著、日経プレミアシリーズ)」を読みました。社会構造などマクロの視点にたち、これからどうなるのか、そのなかで、不動産をどう考えればいいのか、という指針を示しています。

不動産と上手につきあうことは、私たちの日々の生活を充実させる近道です。持ち家にしろ、賃貸にしろ、多くの人にとって、住宅費が家計に占める割合は非常に高いものです。・・・

ですから、人生を豊かにするにも、ビジネスをきちんと進めるにも、私たちは、不動産についてしっかりと勉強し、正しい知識を身につけなければならないのです。・・・

その背景にはさまざまな要因があります。現在の日本の不動産市場の動きは、不況などによる一過性のものではありません。「構造的な変化」が底流にあり、この流れがこれからいよいよ顕在化してくるからです。・・・

引用元:不動産で豊かになる10年先の読み方、まえがきより。

要約すると、著者は、日本の構造的変化を三つに分類しています。社会的な構造変化(人口動態と高齢化社会)、経済構造の変化(グローバル化、雇用情勢)、不動産に対する意識の変化(土地神話の崩壊、所有から利用へ)の三分類です。

さらに、世帯数をはるかに上回る住宅ストックもあり、これからの日本の不動産は、ニュースタンダードに変化していく、そのなかで、どのようなスタンスを取ればいいのかという提言が、本書に書かれております。提言内容をお知りになりたい方は、本書を手にとってみてください。

本書を手に取っているとき、不動産、住宅を始め、生活にともなう金銭教育の不足を痛切に感じました。基礎的な知力に教養も欠かせないものだと思いますが、誰でも共通する実学も社会に出る前の教育に組み込むべきだと痛感させられました。

今回のような提言も、不動産や住宅に対しての基礎知識があり、考える習慣があれば、ある程度がカバーできるのではとも感じます。そして、人それぞれ、考え方は違っても、不動産に対してのポリシー?を持つことができると思います。

さらには、不動産業界のプロと、現実もふまえ、対等に大人の会話ができるようになる。不動産での失敗(欠陥とかではなく選択ミス)は大きくなるのが常ですが、その予防にも繋がる。業界も健全化し、豊かな住宅事情にもなる。

消費者の方がレベルをあげれば、業界のなかで過剰となっているオーバープレイヤーが淘汰されていく。でも、まだ、生き残れる余地を残しているんだなと、本書を読みながら感じました。

それだけ、マクロ的、大局的に鳥瞰して、現在の不動産事情と将来の姿が書かれている書籍だということです。いや、不動産だけに留まらず、住宅ローンを始め、現実社会での生き方までも網羅しているかもしれません。



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