住宅購入の見識:不動産購入と親子関係(08.11.20)

今月は、お客様からの相談や依頼も多く、 さらに、会議や研修など盛り沢山で、スケジュールに追われています。

その弊害が、コラムやブログに出てしまい、 なかなか更新が出来ていません。(申し訳ございません)

特に今月多いのが、住宅ローンに関わるご相談。

ただし、うちへご相談にお見えになる方は、 前向きな相談が多く、いわゆる住宅ローンの返済に困ってとか、 住宅ローン破綻になるような方はいません。

先日、某テレビ局より、この不景気で、 住宅ローンの返済に困っている人を取材したい、 という取材協力依頼がございましたが、 現在ご相談をお受けしている方にも、 今までご相談をお受けした方にも、 そのような方がいないので、 ごめんなさいをしてしまいました。

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連日、不景気に関する報道が流れていますが、 観光地には人が溢れ、 飲食店も盛況な店が多いのを見ると、 100年に一度の大恐慌という感じを受けないのですが、 皆さまの周りではいかがですか?

一部のお金持ちになった方には、 影響があったのかもしれません。 しかし、一般の方は、好景気の反動も少なく、 このような状況下でも、深刻な事態までには 至っていないのではないでしょうか。

ここが、日本の底力、強さ、成熟なのでしょう。

投資系、事業系の不動産市場の状況は分かりませんが、 自宅購入の実需に関しては、今のところ、 大きな影響を受けているとは感じません。

自宅を購入しようという方からの依頼数は、 今までと変わらないか、増えているかもしれません。

もしかしたら、好景気の際は、前向きな気持ちを持っているが、 景気が下降線の際は、不安な気持ちになり、 住まい探し、不動産購入の前に、しっかり相談をしたいという 思いや考えが、弊社独特のサービスにマッチし、 依頼が減少していないことから、 自宅を購入する人は減っていないと感じてしまっているかもしれません。

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不動産の購入相談を受けていて、 特に最近感じていることは、“親御さんとの関係”です。

ご相談にお見えになる方には、まず、 親御さんに住まいを購入する旨を伝えているのか確認します。

もし、黙って購入し、事後報告になってしまうと、 後々、親子関係に支障が出てしまうかもしれません。 親としては、子供に失敗して欲しくないという思いを持つのは自然であり、 親の心、子知らずとなってしまっては、親の思いを踏みにじってしまいます。

特に、義理の親子関係(夫→妻の親、妻→夫の親)は、 配慮していることを示すことが、その後の円満な関係に繋がります。

また、親御さんは、人生の先輩であり、 不動産を購入した経験を持っている方も多く、 有益なアドバイスや心構えなどを教えてもらえることもあります。

さらに、二世帯同居・二世帯住宅の話が出たり、 資金の援助など、住まい探しそのもの計画に影響を及ぼすこともあります。 (親から、土地や不動産の提供を受けることも)

直接的な影響以外にも、将来の介護のことや、 実家との関係など、親族関係が住まい探しに影響することもあり、 親御さんに確認しておくこともあります。

これは、片方の親御さんだけではなく、 もう片方の親御さんも配慮することが必要です。

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このように、住まいの購入は、親御さんをはじめ、 親族関係が影響することが多く、予め、話し合っておくことは大事です。

しかし、この親御さんとの関係は、微妙な点もあり、 購入するご自身が、きちんと自立していなければなりません。

購入の助言、不動産選定の意見を聞くまでに留まるなら良いのですが、 購入や不動産選定の決定権や承認まで、親御さんに握られるのは、 さすがに行き過ぎ、いかがなものかと思います。

二世帯住宅なら、親御さんも当事者ですから、 親御さんの考えや状況などもありますが、 子供独自の住まいを購入するケースでも、 これはダメ、あれはダメと口出しし、 主役であるご本人ご家族にとって良いかどうかの判断ではなく、 親御さんの感覚と考えを押し付ける。

親御さんは良かれと思って助言しているのでしょうが、 自分達の考えを子供に押し付ける傾向があります。 特に、苦労した方、経験ある方こそ、その傾向が強い。

子供たちの幸せのためにという愛情は、 大変有難いものですが、子供たちには子供たちの考えもあり、 子供を信じて、任せてみる度量を持ってもいいのでは思います。

自分の実の子供だけならいいのですが、 婿、嫁まで関係することですから。

自分の子供なら、今までの生活環境や性格・生活も 似ている部分もあるだろうが、相手方までは分からない。

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ご自身としても、住まいを購入するのは、 親御さんのためではなく、 自分たち家族のためであるということを忘れてはいけない。

親御さんに気に入られることよりも、 ご家族が満足することの方が優先ではないか。

生活がうまくいっている時はいいのだが、 もし、厳しい状況になった際、親御さんのせいにしてしまう。

“自分たちが購入した家だから一致団結して頑張れる” ある購入した方から言われた言葉です。

30歳を過ぎて、いつまでも親御さんに頼るのは悲しい。 親から自立し、自分たちの人生だと思うのが大事だと思います。

こうやって買われた家なら、失敗したと思うことは少ないと思いますよ。

 「自分たちが住む家でしょ」
 「自分たちの人生でしょ」

子供を想う親心、親を敬う気持ち、円満な関係のために譲ること、 大切なことで、今の世の中に足りない部分だと思いますが、 節度とバランスも必要だと思います。



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