不動産会社と業界:囲い込み問題は悪質に進化していた(15.05.23)

ウィルスに薬を投与しても、しばらくすると耐性ができて効かなくなるように、そもそも悪さをする人や会社は、規制をしても、それをかいくぐる技を身につけ、より強く進化?して、悪さを重ねることになる。

1ヶ月前に「物件の囲い込み問題」が雑誌で特集された。実名でやり玉にあがった会社が最大手で政治力もあることから、行政は見て見ぬふりをして不問とした。メディアは大スポンサーであることから後追い記事を掲載することはなかった。

それでも、掲載された雑誌が経済誌ではトップクラスであったことから、取り上げられた会社では、目に見える、分かりやすい「物件の囲い込み」は行われなくなった。

しかし、この会社の考え方は、いけないことをしたから改善しようというものではなく、ばれてしまったからばれないようにやり方を工夫しよう、という発想だったらしい。1ヶ月もの時間があれば、より高度(悪質)に進化を遂げるには十分である。

ことの発端は、昨日の午後から始まった。MのR社へ物件の確認、「紹介っ可能っすよ、地図を送ります」と情報提供には積極的で、この時点では囲い込みと認定されるようなことは行われていない。

その物件の状況やお客様の生活(住まいへの要望)などを打ち合わせを行い、お客様より本日ご見学させてほしいという意向を預かり、MのR社へ今朝一番で申し出を行った。

まず、午前10時までは営業時間外のアナウンスになるため、申し出の一方は早出をして午前8時にFAXにて提出した。案の定、午前10時を過ぎても、うんともすんとも連絡がなく、こちらから電話しても「担当者は接客中」との回答で取り次がれない。(外から偽名で電話すると担当者が出たので居留守を使われたことを確認→囲い込みの進化)

この間も、お客様は見学ができるのかどうか、何時になるのか分からないので、動くことができず、予定を組むこともできずに自宅待機。そして、午前11時頃、先方の担当者とようやくつながることができた。

見学の申し出を改めて行うと、担当者からの回答に驚いてしまった。

「見学するにあたり、見学者の年収、勤務先、年齢、家族構成、健康状態、借入状況を教えてください」「見学して気に入ったら5月・・日に契約できますか?(期限ではなく期日指定)」「これを審査・検討させていただいたのち、ご見学していただくかどうか決めて連絡します」とのこと。

見学する段階から個人情報をペラペラしゃべれないし、見学した上で購入するかどうかを決めるのであり、この段階から契約の期日まで指定され、これに対応できない、審査に合格しないと見学できないなんて、異常なことである。

結局、この内容を確認したいのではなく、見学をさせたくないというのが本音であり、見学しなければ契約まで至ることもなく、結果的に「物件の囲い込み」と同じ効果が得られる。しかも、情報は提供しているのだから「物件の囲い込み」はしていないというアリバイも作れる。※同じMのR社の柏店では何も聞かれずに「どうぞどうぞ案内してください」と気持ちよく鍵を貸してくれたので、会社ぐるみというよりお店かユニットか個人単位の問題。

こういうことを平気で行える神経、悪党クラスの度胸がなければ口にも出せないはずである。以前に他社の人からその人のことを評して「チンピラね」と聞いたことを思い出した。

お客様にそのまま話したら、お客様の方が心得ていて「出したくないんですね、それならその物件はいいです」とお断りになられました。

販売されている金額満額でも購入されようとしていたのに、ご縁をもつことができなかった。結局、この物件はいくらで売れるのだろうか、もし値下げしての契約になれば、その損失分がMのR社の収益へと転換されたことになる。

なお、この問題が起こった後も、素知らぬ顔で囲い込みを続けている猛者の会社(大手)もある。悪質に囲い込まれるなら、最初から情報を出されない方がいいとも思った。



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