不動産会社と業界:じっくり好条件で売りたいなら(15.05.08)

中古マンション(戸建ても土地も)を売る場合の流れは、まず、不動産会社(仲介)へ、売却の相談を持ち掛けます。

最近は、オンライン一括査定という仕組みが定着し、ネットを通じてたくさんの会社へ同時に持ち掛けることができるようになりました。

一括査定依頼を行うと、5~10社程度の会社から一斉に、電話(何度も繰り返し)、メール、郵送、そして、突然の訪問(とっぽうと呼ばれる)が行われます。

日常の生活や仕事ができなくなるくらい怒涛の営業攻勢がかかり、キレてしまうくらいの精神状態になりますが、そうはいっても売らなければならないため、どこかしらの会社を選びます。※最近は複数の会社を選ばれる方が増えました。

運よく(強引に)、査定を行うことができることになった担当者は、対象物件の比較となるデータや現在の市場状況を調べ、物件の状況と照らし合わせて査定価格を算出して提示します。

売主は、その査定価格と市場動向、売却の事情などを総合的に考えて売り出し価格を決定し、不動産会社へ売却の依頼を出します。

査定価格とは、一般的な市場動向と時期であれば1ヶ月~3ヶ月程度の期間で売却ができる金額の目安になります。

不動産会社と担当者にとっては、一刻も早く終わらせたいというのが本音です。従って、売り出し価格をなるべく査定価格に近づけたい。できれば、査定価格のまま始めたい。

このため、なるべく売り出し価格を抑えさせ、さらに、査定価格も低めに出していれば、早く、かつ、より好条件で売却できたと売主にも喜んでもらい、自身の成績をあげ、手間を減らすことができます。

売却金額の100万円は、売主から見たら約100万円(諸経費・税金は別)です。不動産仲介担当者から見れば3万円の違いです。さらに大手仲介会社では、3万円入金が増えても給料にはほとんど影響しません。

収入が増えないのであれば、とっとと終わらせてしまいたいとなります。※担当者が悪いのではなく、当然の心理です。

大手仲介会社は毎月毎月(半期末や年度末はさらに強く)ノルマがあり、月末に数字が足らない場合、上司(さらにその上)からお説教をいただくことになるため、なんとかその月に(契約を)入れようとします。

大手仲介会社で「できる営業マン(成績優秀)」とは、売り出し価格をなるべく抑えることができるかどうかで決まります。逆説的に考えれば、成績優秀な人や会社、店は、これが上手ということです。

多少安くてもいいから早く売りたい、という方であれば、大手仲介会社がいいかもしれません。

時間に余裕があって、じっくり、少しでも好い条件で売りたい、という場合は、大手仲介会社よりも販売力のある会社や売り主により沿う会社を選ばれることをお勧めします。



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