不動産会社と業界:両手仲介を目指す手練手管(15.03.07)

週刊ダイヤモンドでは、大手不動産会社からの広告も多く掲載されているが、そのスポンサーを気にすることなく、業界のタブーに踏み込んだ。(過去に表面的な内容は他誌でも紹介されているがが今回は本気か)

週刊ダイヤモンド3/7号の特集「高く売れる家、売れない家」では、売却経験者の失敗例が多く紹介している。(具体的な例は同誌にてご確認ください。)

今回、業界関係者が見たら、そこまで書かないでよと思うような業界の裏側や営業の現場・実情を紹介しているが、その記事の冒頭で「日本の不動産市場の健全性は先進国の中でぶっちぎりに低い」と書かれ衝撃を受けた。

日本の不動産流通市場が外国に比べて劣っているのはわかっていましたが、ぶっちぎりという表現まで使われてしまったことに驚きです。だって、ぶっちぎりですよ。

健全性が低い理由としてあげられたのが、情報公開(透明性)の遅れと、両手仲介の存在(諸外国では禁止されるような取引形態であり、それを会社が推奨し、しかもその会社は超大手)です。

ある関係者のコメントとして「米国より100年遅れている」というコメントも紹介されていた。

どのような営業活動が行われているのか、どういう仕組みになっているのか、どのように依頼したらよいのかなど、とても詳しく分かりやすく書かれておりますので、近々売却をお考えになっている方は、是非、同誌をご覧になってみてください。

「干す」「値こなし」「囲い込み」など、昔ながらの業界イメージそのままの言葉と事例を紹介してくれます。

なお、宅地建物取引主任者(4月からは宅地建物取引士)の資格を取るとレインズ※のIDとパスワードが発行されるという記述があるが間違いですのでご注意を。※レインズ:業界専用の不動産情報データベース。

この記事を書いて思い出したのが、超大手不動産仲介業者の人(以下、超大手君)の言葉「なんだ、つけられかよ、なさけねぇ」。

この言葉は、業界の懇親会の席上、参加者の1人が携帯電話終了後に、契約になりそうだと発したところ、この言葉が出てきました。

意味は、契約と言っても自分が売主から依頼された物件に他社の営業マンが決めただけでしょ、自分で決めたわけじゃないでしょ、それじゃダメじゃん、という感じです。

この超大手君の発言からも分かるとおり、大手仲介会社では両手でなければダメ、なにをしてでも両手を目指せ、ということ。

実際、大手仲介会社の手数料率実績を見ても5%前後になっていることから、データからも両手志向であることがわかる。

大きく解釈をして、両手仲介はいいとしても、そこに至るまで「売主よりも会社を優先」があってはならない。しかし、記事ではどのようなことが日々行われ、売り主が不利益を被っているかが紹介されている。



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